やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2014-01-01から1年間の記事一覧

この一年ありがとうございました。

晴れているうちに、玄関のお掃除をして新年の飾りをつけました。 いよいよ今年も終り。いろいろありました。 来年はどんなとしになるのでしょう。 御覧になってくださっている皆様の、新しい年が素敵な一年でありますよう、お祈り申し上げます。 ありがとう…

メリー・クリスマス!

ふと気がついたら今日はクリスマスイブ。 仕事に追われて何の支度もしていない。 もう、子供みたいに浮かれることもないけど、それでもちょっと寂しいな、 と、おもっていたら、なんとクリスマス・カードやけーきまで届いて!う、うれしい。 これが、クリス…

12月の連句会

山中温泉の芭蕉の館での連句会。週末の大雪で足もとのお悪い中、5人の連衆が集まりました。 これぞ、風狂の友と申せましょう! 写真のように雪深い景色です。 さて今回は、 先月ついに初折の花の定座まで進み、 花吹雪団十郎になりきって 上出 という 歌舞…

十二月の表紙

明日からもう十二月。ああ、今年も残り一ヶ月!はやい、はやすぎる。 ともあれ十二月の表紙を早めにアップしておきましょう。 今日の昼食です。おろし蕎麦は福井県が発祥の地だそうですね。私もすっかり好きになりました。 ほんとは箸置きはじめ器も来年の干…

鳥獣戯画を見てきました

平成新館の完成した京都国立博物館。 記念の国宝鳥獣戯画展というからには全巻ずらりと拝見できるのかと思ったら、甘かった! 入場に一時間以上も並ばなければならなかったうえに、画巻は、ほんの少しだけで、しかも「前の方と間隔をあけないでください」な…

十一月の連句会 花の定座まで

冷たい雨が降る中11月の連句の会はいよいよ初裏の終りへ、「花の定座」へとむかいます。 芭蕉の館のお庭の紅葉は散りゆくまぎわのあやうい美しさでした。 先月は初裏の6句目の冬の短句から無季の無常感あふれる一句の後、 月の句まででした。作者名が間違…

うるう九月の満月に

ミケさまの執事、おるかでございます。 悲しいお知らせを申し上げなければなりません。 、 ミケ様が、昨日の明け方、長逝されました。18歳7ヶ月ほどにいらっしゃいました。 猫の神バースト女神に会いに、出かけるため、171年ぶりの閏九月の満月をお選…

11月の表紙

寒くなってきました。 今月の表紙のテーマは赤です。赤は魅力的な色ですね。 刺激的で、厳粛でもある。 食材も赤いもの。器も赤絵。 赤い食卓はおいしい。

お茶の籠

いつも斬新な茶箱の世界を見せてくださる金沢の友達(って呼ばせてもらって良いのかなとても素敵な方)が、また新しい二組をお披露目してくださいました! 今回は茶箱ではなく、籠って言って欲しいそうです。 写真1の籠は十二ヶ月の茶箱のなかの七月なんで…

芭蕉の館連句会十月

初夏に始まった連句の会ももう十月。今日は初裏六句めからです。 私が勘違いしてしまって、申し訳なかったんですが、先月の 初霰踏みし仕草も幼めき 紺屋 の句に続けてもう一つ冬の短句をおねがいしました。今回はあらたにご参加くださった方もいらして句数…

菓遊庵の栗きんとん

日本の栗の味がしみじみおいしい栗きんとん。金沢「菓遊庵」の御菓子です。 器は青呉須手の小菓子鉢です。東坡居士の詩を書いてみました。1073年に西湖に遊んだ時の詩二つ「湖上に宴せしがはじめは晴れ、後に雨降れり」の二番目のほう。 水光レンエン(…

茶箱の愉しみ

今日は金沢の茶箱作家、T・kさんがいらっしゃって、新作の茶箱の、なんと言ったら良いのでしょう、組み立て?を二通りみせてくださいました。 来年『十二ヶ月の茶箱』(題名未定)という趣向の展覧会をご予定だそうで、今日はそのための新作を、いくつか披…

秋のクラフト・マーケット

北陸は青空です。あまり良いお天気だったので、福井県あわら市の創作の森美術館のイベントに行ってきました。 クラフト・マーケットです。私には、地雷原をいくがごとき危険な場所です。衝動買いの虫がうずくっ! 美術館内は、木工、金工陶磁器。ガラス等々…

十月の表紙

毎月第一月曜日に更新するホームページの写真を日曜に撮るんです。今月のテーマは、いただきもの! と,言いたいくらいたくさん美味しいものをいただきましたんですよ。 まず生姜。新生姜の季節って今なんですかね。もともと好きなんですけど、この小さめの生…

あまがえるくん

今日は、窯焚きに丁度良い、静かな雨が降っています。 窯場と絵付け場をいったりきたりしながら、ふとみると、竹の葉にぽっちり小さな黒い影があります。「これは、」と裏へまわってみると、思ったとおり、小さな雨蛙くんでした。 やさしい雨がうれしくて出…

栗御飯

いただいた栗で栗御飯。 おこわではなくて普通の御飯です。栗がやたらに多い栗御飯です。 お茶碗は染付けに金彩の「野分け茶碗」です。新しく作ってみました。 奥の徳利は赤の上に金彩の「茜雲徳利」です。 うちの金彩は、焼き物に良く使われる混ぜものの多…

栗~♪

お隣から栗をいただきました。 玄関先に栗のイガの山。栗のイガって本当に痛いんですよ。ちょっと見ると丸くてかわいいけど。 良寛さまに 月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗のいがの多きに と、いう歌があります。確かに栗のイガを踏んだら、草履に足袋を…

すだちうどん

柑橘類はいろいろあってどれも良い香りですが、徳島名産の酢橘は、すっきりしてますね。 たくさん送っていただいたので、酢橘うどんしました。うどんに酢橘を搾るって、はじめて聞いたときは私もちょっとびっくりしまましたが、これがまたおいしいの。 今日…

村祭り

村の鎮守の神様の~♪ 今日はうれしいお祭り日~♪ 今日は吾が村のお祭りです。村落の入り口に幟がたてられ、童謡のとおり「朝から聞こえる笛太鼓~♪」 若者たちが玄関先で獅子舞を踊ってくれます。さすがに村中を回るのは大変なので、今年は我が家のあたりの…

九月の連句

秋めいてまいりました。連句の会も回を重ねるたびに連中の皆様の実力に感じ入るしだいです。 今回は、会場が秋のイベントで忙しく、今日、19日金曜日となりました。 さて、青葉闇の巻」もいよいよ初裏の第三句目。 先月は 黄昏の欅並木に鵯群れて 笠原 マ…

秋昼寝

我輩はミケ、猫である。 急に秋めいてきた。朝夕は涼しいくらいだが、さすがに日中の太陽はチリチリと我輩の髯をいらつかせるのである。 我輩の執事のオルカは、月見の夜気にあたって、秋風邪をひいたとかで、今日は一日プラプラ過ごしている。まったくつか…

お月見ワクワク

昨夜の月はきれいでしたね。 すっかりうれしくなって仕事もそこそこに、お月見準備。 残念なことにこのあたりの山の芒は、まだ充分に穂が出ていませんでした。 でも青い芒を部屋にいけると、なんだか良い匂いがします。山の気でしょうね。部屋の中の空気がき…

秋日和

我輩はミケ、猫である。 急に秋めいてきた。我輩は秋の午後の昼ねが好きである。なに!秋でなくとも毎日昼寝してるだろ、だと! する、しないを問題にしているのではない。好きだといっているのだ、ったく…。 我輩は猫のおもちゃのたぐいはきらいである。あ…

実りの秋

果物は、味は勿論、色も形もすばらしいし、良い香りがするし、たしかに楽園の食べ物ってかんじですよね。 朝食などは、ついついカフカのスタイルが多くなります…ってリンゴ一個とかってことですけど。 「カフカの日記」に、あったのを読んで以来、果物だけで…

バルチュス展に行きました。

我輩はミケ、猫である。 京都市美術館の「バルチュス展」も、そろそろ終りである。 我輩は電車なんてものに金輪際乗りたくはない。それで不肖の執事ではあるが、おるかを我輩の目として行かせたのである。 美術館はけっこう混んでいたそうだ。バルチュスは確…

9月の表紙

「もう秋だ!しかし、なぜ永遠の太陽を惜しむのか!」毎年九月になるとこの詩をおもいだし、四月になると「四月は最も無情な月」を書いているような気がします。若いとき憶えたことって抜けませんねー。進歩がないねー。やれやれ。 急に涼しくなりましたね。…

初表からいよいよ裏へ

18日月曜は連句の会でした。歌仙のつづきです。。 先月は初表の月の定座に 山腹に五重塔や月霽るる をいただきましたが、作者の推敲が入り 中腹に五重の塔を月霽るる といたしました。 つづく初表さいごの句は からころからと蓮の実の声 月のお寺に、蓮池…

トカゲッ!

壁を這う瑠璃色トカゲさん もう一匹! こちらはちょっとピンボケ。 なんとなく作ってみたけれど、まじまじ観察しているうちに、トカゲ、ヤモリのたぐいもなんだかかわいく思えるようになってきました。みんな一所懸命活きているのよね。 やっぱり、眸に黄金…

今日のミケ様

風雨の音に目覚めた朝、気がつくと、隣でミケ様が丸くなっていらっしゃいました。ミケ様の執事オルカでございます。 台風の風音が、怖くていらしたのでしょう。暑くなってからというもの、夏のエルミタージュ(ダンボール箱ですが)にお休みになってばかりの…

八月の表紙

表紙の更新は第一月曜ですが、たまには早めにアップしておきます。 暑い日が続いています。このところなんとなく眠れないので、「それなら!」と昨夜は素焼きを焼きました。 熱帯夜に素焼き、命知らずな私。 そんなわけで今日はヘロヘロです。冷たいおやつが…