やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

九月の表紙

ようやく涼しくなってきました。待ち焦がれた秋。キノコの秋ワインの秋読書の秋なんでも秋。 ワインはイタリアの北部ヴェネト州のモンテ・デル・フラのベイビー・アマローネといわれるもの。最高です。アマローネよりはやや軽めとは言うものの充分しっかりし…

虎の子

久しぶりで描いてみました、虎ねこ、もとい 虎の子四方小皿。 どんな生き物でも、子供は可愛いものですが、ネコ科の動物の子供は、造物主も夢中になって、惑溺して作ったに違いないと思われる愛らしさ。 描くのも楽しいので、百枚でも二百枚でも違うポーズで…

トカゲの秋

昨夜は上絵の窯を焚いたので、今日は仕事は夜だけにして、日中はのんびりすることにしました。 とはいっても掃除洗濯などで時間はあっという間に過ぎますね。窓を拭こうとあけ放つと、蝉の声に虫の声が混じっています。家の中を通り抜ける風がすずしい。 秋…

青い花

青い花 立秋を過ぎたと思ったら、台風続きである。今夕も大型台風が粛々と日本海を北上してくるらしい。明日は,ぬぐわれたような美しい朝が来ると信じて待とう。 徒然草の十九段、「折節の移り変わるこそものごとにあはれなれ」と、はじまって、良く引用さ…

俳誌 「岳」「 鬣」

「青花帖」に御批評を賜りましたので御礼まで。 「岳」は宮坂静生主宰、長野県松本市から発行されている俳誌です。 一月号と五月号とにどもとりあげていただいてありがとうございます。 五月号では句集縦横のコーナーに清水美智子氏の御批評をいただきました…

八月の俳画

タチアオイの図にタチアオイの句 本当は避けたいところなんですが。重々承知なんですけど、その…暑さのせいということでお目こぼしください。 絵はチョットいじりすぎてしまった。 去年の今頃も立ち葵描きましたが、その時は普通に水墨風に描いたので、ある…

中原道夫句集「彷徨(うろつく)」

美本! あまりにもカッコいい装丁なので床に倒れて悶えました。 こんな洒落た本、一度でいいから出してみたい、という身の程知らずな願いが、嫉妬のように身を噛みます。 表紙をめくると、漆黒の見返しに爬虫類の銀鱗がはしります。そして、とても小さな文字…

里山雑記より 蛇

蛇 石川県の一億三千年まえの地層から、蛇の祖先の化石が発見されたそうです。それには小さな手足があり、当然、そのための遺伝子があります。手足の進化の遺伝情報因子は、魚の鰭から、昆虫類,哺乳類、そして私達まで、ちゃんと保存されています。 しかし…

八月の表紙

暑くて、どうにも食欲がない。毎年の事なんです。去年の八月の表紙も、「お料理に火の前に立つのが嫌だ」って書きました。 お料理好きなんですけど、仕事がおしてきたりすると、ついつい手を抜いて、連日野菜サラダ。それも面倒になると果物です。 メロンが…

里山雑記

神戸から発行されている俳句誌「とちの木」に、ここ数年エッセーを書かせてもらっています。 「里山雑記」となづけています。 雑記の名前のとおり「心に浮かぶよしなしごと」を書き綴っているのですが、字数の制限がありますので、説明が不十分ではなかった…