やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の日の遊び

少し冷たい今日の雨、枝垂桜は散り果ててしまいましたが、窓から眺めていると薄紅色がちらとみえます。すっかり新緑につつまれた枝先に、ひと房、花がさいていました。 これは、残花ではなく、余花というものですね。哀れ深いな。 さしぐむがごと余花のいろ…

上絵と下絵

上絵をだしました。 手前のお皿は「五月の薔薇」。さわやかな感じを演出してみたくて、中央の葉っぱにわざと白く抜いた部分をつくりました。びちっと塗り込めるより、なんというか「抜け感」が出るかと思って。その向こうは「蔓薔薇ひし形皿」。 そして季節…

白い花

山芍薬 辛夷やオガタマノキなど樹上の白い花は去ってしましましたが、地上は今白い花の季節です。山芍薬は一族一種の孤高の花。レッドデータ入りして久しいので,今年も咲いてくれてうれしい。 つぎつぎと人死ぬ小説山芍薬 おるか 白花延齢草 延齢層は山道で…

タケノコごろごろ

裏山のタケノコ。イノシシとの熾烈な取り合いを制してゲットした貴重品です。 というわけでタケノコ御飯のランチ。筍と御飯が半々という感じ。筍でゴロゴロしていて、やはり、なにごとにも限度というものがありますね。 荷葉形の小漬けに春菊とお揚げとタケ…

ある日、ふと

染付なでしこマグカップ ある日、ふと、「この器、悪くないかも」と思う、ことがあります。 家で使っているのは、試作品とか検討中、とかが多いので、使いながら、考え込むことが多いのですけれど。 写真のマグは試作品一号で、この後、色絵や赤絵、染付の唐…

庭の桜を眺めつつ

今日が満開のようです。 手前の川をのぞき込むように咲く枝垂桜。隣の辛夷は音を立てて散っています。 上絵の絵付けを始める前にちょっと一服。 今年の花も去ってしまう。あまりにも美しいこの時を止めることはかなわないけれど、 しばらくは、ただ眺めてい…

今月の俳画

庭の桜も、明日には満開になりそうです。 毎朝、新しい花の芽に出会えますし、春ってすばらしい。 四月の俳画も猫さんです。 句は 空色の蝶きて空のうごきけり おるか バタフライ効果ってやつですか。 空の光とか雲の流れとか一頭の蝶の動きが引き起こすわけ…

お花見ランチ

四月の表紙 うつわ歳時記の表紙用に写真撮りました。うまくアップできない事態に備えて、こちらにも載せておきます。 ここ北陸の山里では、桜はまだですが、空の明るさは四月です。 残雪が多かったせいか、庭はまだ早春の雰囲気です。毎年このころが、山里の…