やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

白い花花

白い花の季節になりました。 今年も山芍薬がさきました。地面に顔を近づければ、他にもたくさんの白いはな。 写真は稚児百合、名前のとおり小さなかわいい花です。他にも雪笹、舞鶴草。 樹上にはハナミズキ、山法師、そして白山吹がそろそろ満開。 なんて美…

タマの獲物

大風の中、オワ~オワ~とへんな声。 どうしたのだろうと、ドアから顔を出したら、 ウッ、ねずみだ!薄茶色のなんともかわいい小ねずみ。 タマはこの跡,とどめを刺さずにスポーツ・ハンティングを楽しんでいました。 タマって、けっこう悪いやつ。 ひとしき…

窯出しました

窯場から運び出して、まだ板の上に乗ったままの染付いろいろ。 芙蓉手大鉢も無事でした。 この部屋にあるのは、一応仕上がったものです。一応というのは、焼き物は使い込んで育てていただいて良くなるので、まだ途上にあるからです。 出発を待つ染付に嵐の空…

窯出し

清々しくよく晴れて、青空を背景に新緑がレースの花のよう。 さて窯出しです。本釜です。 天地のうららや赤絵窯を出づ 水原秋桜子 上絵の窯出しなんですね。赤絵のにぎにぎしさを言祝いで、のびのび気持のいい句です。 でも当事者はこんなうららかな気持には…

雨に負けない花

今日も冷たい雨が降って、気持もなんとなくうなだれてしまいます。 うすら淋しい悲しいものばかりが頭の上に降ってくるようで。 それでも、小さな花が雨の中でけなげに蕾を擡げています。 一年かけてやっと用意した蕾なのに、開いた時が雨だなんて、運が悪い…

ハロー!

苦節五、六年、朱鷺草がついに蕾をつけました。思えば長いことでした。 春の大気にハローと片手を挙げた朱鷺草ちゃん。 桜も散って、さてこれからは白い花の時節になるのだなとおもっていたところ、薄紅色の花の時節の掉尾を飾って、湿地の蘭の女王朱鷺色の…

筍御飯

世に○○御飯の数ある中に、筍御飯はベスト3に入るでしょう。筍大好き。 今年も宇治の料亭八百忠さんから走りの筍が届きました。炊いてみるとさすがに育ちが違う。ウジもね。 大急ぎで庭から山椒の芽を摘んできました。落花混じりの三つ葉もつんでお吸い物。 …

桜祭りの夜

今日は大聖寺神明宮の桜祭りでした。 ちょうど桜も満開。川沿いの道を国の重要文化財長流亭まで夜桜ウォーキングに参加しました。 小堀遠州の設計といわれる長流亭からの夜桜の眺めは実にけっこうでした。写真を撮れなかったのが残念ですが。 そこそこローカ…

桜の花の満開の下

うとうとと惰眠をむさぼりまたむさぼる。 咲いたがどうした 散ったがどうした

年年歳歳

年年歳歳花相似たり 歳々年々人同じからず 劉廷芝 あまりに良く知られた詩ですが、年が行くと一入見にしみる言葉ですね。 「今年花落ちて顔色改まり 明年花開くとき復た誰か在る」とつづきます。 はかなく見える花よりも人のほうがはやばや変わり、逝ってし…

ご挨拶

四月になりました。花咲き鳥は歌う楽しい季節なのに花粉症。まったく「四月は一番無情な月」ですわ。 先日いつも詩集を送ってくださる方から、セキュリティをきつくしたらホームページ(うつわ歳時記)が見られなくなったとご連絡いただきました。それで、こ…

カタクリの花

カタクリの花がさいてようやく春の幕が上がったようです。 今日は朝から風が強くて大荒れのお天気でした。片栗の花も揺れどうし。奇跡的にピントが合った一枚です。 この花は、林道工事がはじまるところから採ってきました。カタクリは根が深くてなかなか移…