やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

猫雛まつり

春よ来い!猫雛様方、総出演です。 三人官女さん、巨大鶏照り焼きにびっくりしたのね。御魚、落としてますよ! その隣の横笛のお囃子の猫さん、どう見てもキュウリにかぶりついているようにしか見えませんね。 手前右の大根ののっている肩身替わりの四方皿は…

雪の晴れ間

雪の晴れ間に九谷焼美術館にいってきました。 御煎茶に使っていただいたのは、ずいぶん以前に作った、染付縞のぐい飲みと、椿の盃。 どちらも今は手元になくなっているので、思いがけず古い友人に出会ったみたいでうれしかった。 手前の莟と比べていただけれ…

単純作業と「海辺のカフカ」「ペッパーズ・ゴースト」猫殺し

焼き物を作る仕事には絵付けやろくろのほか、単純作業の下仕事が山ほどあります。午後は、窯詰め用のハマ作りをして過ごしました。昔は音楽を流していましたが、今はオーデイオブックを聞きいています。単純な手作業をしながらだと、ただ本を読むよりいろい…

猫の日

222が猫の日、ってちょっと苦しいような気もしますが。2をニャンと読むの? 3月33日があれば良かったのに。 猫の俳句もいろいろありますが、大好きな橋間石(本当は門がまえの中が月)先生にも猫の句なにかとございますね。 春の猫抱いて川幅ながめお…

二月の俳画 化け猫

追儺の後、追い払われた鬼はどこへ行くのでしょう。句は、 化け猫を飼はむと豆をまかずをり おるか 邪気を払ってミケ様の幽霊がいなくなってしまうと寂しいですものね。天国に猫がいないなら、そこはきっと退屈でしょう。化け猫さんのいるだろう地獄のほうが…

雪の晴れ間に

上絵を窯から出しました。カフェ・オ・レ・ボウル,御飯茶碗、菓子鉢などなど。 手前の虎の子箸置きは今回作った50匹ほどのうちの最後の十匹です。次の寅年に、仕事できてるどうかわからないから、ひょっとすると本当に最後の十匹かもしれませんね。 ともあ…

十力の金剛石!

冬木の桜に淡雪が溶けてシャラシャラと音がきこえそうに光ってる。 宮沢賢治ではありませんが、冬の終わりの日差しに輝いて、まったく金剛石のよう。お話の中のように桜のまだまだ固いつぼみの”いみじい細胞”にしみわたって、いるのでしょうね。 写真ではう…

春を待ちながら

窓の外に残雪はうずたかいけれど、さし込む光は、きらきらしています。室内に取り込んだ植物が、「もっと光を!」と声にならないけれど叫んでいるようです。 私も肩に日を感じながら読書したくて窗ぎわに椅子を移動しました。 二月の光は、切れるような寒さ…