やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

二月の俳画 冴え返る

冴え返る雲の上なる雲蒼く おるか このところの現実の空は、ずっしり雪雲に覆われて、ほころびたように絶え間なく粉雪を降らしています。 それでも雲のどこかに春が生まれていて欲しいという気持が薄青い空の色を幻視させたとでもいうか…。 願望ですね。 そ…

蕪寿司

加賀の冬の味、蕪寿司をいただきました。 お手製です。麹をまず甘酒にしてそのご機嫌をうかがいながら漬け込むそうです。本当に美味しい蕪寿司でした。 天盛りは蕪の葉っぱです。市販の蕪寿司だと、この葉がないけれど、私はこれが大好きなので、たっぷりの…

吹だまりに富士

玄関の前の雪の吹だまり。 日々成長して今日はなだらかな裾野をひいて。 ご町内の富士山になりました。 掃溜めに鶴とはいうけれど。 吹だまりに富士山。縁起がいいんだか悪いんだか 冷え込む夜夜、一人で雪の音を聞いていると寂しいような、それでもその寂し…

冬木の芽

寒い寒い。雪の日が続いて、家の周りには雪折れの木が目立ちます。 斜めの日差しが家の奥まで差し込んで、鳥の影を思いがけない所まで運んでくれます。 この時節の寒さに洗われたような清潔な光が私は大好きです。ここのところ仕事に終われて全く時間がなか…