やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

丸くならない猫

我輩はミケ。猫である。 暑い。二階は、暑い。しかしきょうは階下では人間達が集って句会をやっている。挨拶にでるのも面倒なので、風通しのいい場所を選んで大人しくしているのである。ひまなので我輩が昔作った短歌や俳句のノートをひもといてみた。今の季…

錦窯が、上がり

昨夜、上絵の窯出しをしたので朝の光の中で仕上がりをチェック。 どうやら長いこと待っていただいていたお碗や鉢などはうまくいったようで、ほっとしました。 これから赤と金に軽くサンドペーパーをかけて出来上がりです。サンドペーパーは一番目の細かいも…

適安竹盧に行ってきました。

山代温泉に新しいアンティークのお店が出来ました。名前は適安竹盧。意味はよく分からないけれど、安らぐにいい竹の庵という感じなんでしょうね。お店の中は座布団に至るまで徹底した趣味のよさがつたわってきます。オーナーは子育て中の若いママでとても素…

石斛の花

セッコクの花の色は、白の中の白。、黄色みがかっても青みがかってもいない柔らかな白。 着生蘭はいろいろあるなかでなぜかセッコクが好きなんです。もちろん風蘭もいいし、名護蘭 もかわいいけれど、セッコクの佇まいに惹かれます。といっても蘭愛好家の方…

朴の花散る時目前

朴の花の俳句は色々ありますが、散ってゆく姿を詠んだ句としてはすぐに思い出されるのがこの句です。 朴散華即ちしれぬゆくへかな 川端茅舎 香りはいよいよ強くなって、しかし、ふときがつくともう樹上から花の姿は消えている。握りこぶしほどもある蕾がポッ…

もとシロ

我輩はミケ。猫である。 ある日、飄然と姿を消したもとのシロ。ブミャ~と聞き覚えのある声がしたので、窓からみると、やっぱりやつだ。地声のばかでかいもとのシロ。この角度から見ると身体は白く見えるが裏側に間抜けな格好の黒いもようがあるのだ。しかも…

諸戸庭園の花菖蒲

桑名の諸戸庭園の花菖蒲を見てきました。ポツリポツリと降りみふらずみなお天気が花菖蒲にはよく似合います。 長良川の河口にほどちかくに位置した邸宅の商家風の佇まいはこのもしい。すぐ前の赤レンガの堀に向うと海の気配が感じられました。大河Ⅱ面した交…