やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

秋のクラフト・マーケット

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北陸は青空です。あまり良いお天気だったので、福井県あわら市の創作の森美術館のイベントに行ってきました。

クラフト・マーケットです。私には、地雷原をいくがごとき危険な場所です。衝動買いの虫がうずくっ!

美術館内は、木工、金工陶磁器。ガラス等々、さまざまな手作り作品の小さなブースでめじろおしです。いつもは静かな林の中の美術館が人でいっぱいでした。

全体に,かわいいっぽい感じのものが多い印象でした。「カワイイ」はいまや世界に広まった日本の美意識の一つかもしれませんが、私なんかは、やや食傷気味です。

さらっとまわって駐車場に出ると「森のキッチン」営業中のすばらしくおいしそうな香りがしてきます。クレープ?ワッフルかな?シャトルバスの乗り場ちかくではスイーツ・マルシェも開催中とか!危険すぎる!

というわけで楽しくも怖いクラフト・マルシェでした。獲物をご披露。かなりがんばって引き締めました。

銅打ち出しのベルは涼しい音がします。せっせと銅を打っていらしたおじいさん、連絡先とか栞がないのね。もう少し大きいものでも打ってもらいたかったんだけど。

木のお皿の上の猫さんはマグネットです。たとえば壁に画鋲を押したとき、釘隠しならぬ鋲隠しにするとおもしろいです。ただ、そのためにはもう少し小さめなほうがいいかもしれませんね。
同じ作家の昆虫のオブジェも惹かれました。昆虫の硬質な感じと細い線は金工の表現にむいているのかな。トンボや蟷螂も欲しかったけれど、できれば銀で作って欲しかったな。銀のすこし錆びてくるところが、中原中也じゃないけど「昆虫の寂しさ」を引き立てると思うのですが。

黒い布地のノート・カバーは素敵だけど、考えてみると。わたしA-3のノートって、持ってないわ…。