やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2010-01-01から1年間の記事一覧

日本一カワイイ最中(もなか)

かわいい女の子から 多分、日本一カワイイ最中を、いただきました。 小箱のなかで、おしくらまんじゅう状態の起き上がり最中。 マトリョーシュカじゃないんです。 金澤名物姫ダルマの姿なんです。 頭までぎっしり餡がつまっているせいで あまり上手に起き上…

ひとりぼっちのクリスマス

一人が好き一人はきらいクリスマス おるか これ、じつは夏に作った拙句の季語を「遠花火」から「クリスマスに変えただけなんです。ハハハ(哀しい笑い) 夕方からこちらは雪になりました。 うれしいことにケーキの差し入れをいただいたので仕事をひととき休んで…

冬至です

一陽来復。 これから少しづつ日脚が伸びて行くかと思えば嬉しい。 その上今夜の月は赤い月食。神秘的ですね。 黄金色の柚子は過ぎ去った夏の陽光のかたまり。 毎年庭で捥いだ柚子で、連夜の柚子湯を楽しむんですけど、そのわりに風邪はよくひきますねー。 南…

シュール!

ピンボケ写真でごめんなさい。川の中の、白い物体、実は便器です。 マルセル・デュシャンが便器に「泉」という題をつけて展覧会に出品し、物議をかもしたのは1917年のことでした。 そして2010年、川の中に出現した便器。題をつけるとしたら「流」でし…

落葉松落ち葉

めずらしく晴れた冬の午後、福井県の金津創作の森まで行ってきました。「八田豊と韓永燮と仲間たち」という現代実術展をしていました。韓国の作家の作品はどれも力のこもった。非情にハイ・レヴェルの作品群でした。いいものを見たと思いました。 先ごろ亡く…

茶房古九谷にて

今日は九谷焼美術館のミュージアム・ショップでもある、茶房古九谷まで行ってきました。 クリスマス・シーズンだけのサンタさんの猫ペンダントトップ(今年は限定5個) と うさぎリング・スタンド(こちらは2個だけ)、などなどちいさなものを置いてもらう…

今月の俳画

めっきり寒くなりました。 街はクリスマス・デコレーションで華やかですね。 山の中は紅葉も終わり、すっかり枯れ色の世界です。葉の落ちて明るくなった林の中を四十雀やヤマガラが飛び移っていくのが見えます。 山里は冬そ寂しさまさりけり人目も草もかれぬ…

ひらたけ

今年の極暑のせいでちょっと出のわるかったキノコたち。 それでも秋を忘れず顔を見せてくれました。 ひらひらひらたけ、舞うえ舞えマイタケ 菌類って不思議かわいい。土の中や古い木の中で、人知れず菌糸をのばし、ある朝、芝生の上に見事な菌輪をつくったり…

小蕪ちゃん

九谷焼美術館の初代須田菁華展から、かえると、玄関先に置いてありました。 コカブと春菊、とりたてのナメコなどなど。まるで、ごんぎつねの贈り物のよう。 お隣の御バーちゃんからです。ありがたいなぁ。無農薬でとてもキレイで美味しい野菜。 コカブはあま…

いただいた句集「とちの木」

神戸から届いた白い俳句誌「とちの木」 21ページの小さな誌面に俳句作品、作品鑑賞、エッセー、師大井雅人の添削を見るなど盛り沢山なないようである。 せりせりと秋の蝶とは忙しき 平岡千枝 国生みの島もちの木は花こぼし 川崎雅子 女郎花かたまりてゐて…

紅葉胡麻豆腐

加賀の紅葉の名所 那谷寺にいってきました。 芭蕉が奥の細道で「石山の石より白し秋の風」と詠んだ、あの那谷寺です。うららかな秋日和、ほろほろと紅葉した木々と白い岩山。それらを映す池にはハクチョウが、ひまそうに羽繕いをしていました。 那谷寺名物の…

小さき物たち

枕草子にも「なにもなにも小さきものはみなうつくし」とありますね。清少納言の時代の「うつくし」はかわいいということだった、と古文の時間に習いました。確かに掌に乗るような小さなものでにくらしいものってあるかな、と考えるとむずかしい。 なにか事情…

十一月の俳画

恥ずかしながら又、載せておきます。 絵は俳画というより料紙(りょうし)として描きました。 句は 電線の花野に垂れて湖国かな ポケットの数珠に触れるや時雨来る です。なんだか調子が似たような句になってしまいました。 それに、改めて見ると、すっごく…

加賀、焼き物散歩 そのⅡ

先回は、魯山人寓居跡からはじめて山代の名旅館あらや売店までぶらぶらしました。 今日は、そこを出て、石畳の小坂をたどり、わが師須田菁華の工房へとむかいます。坂の途中に、石仏? 右手に女生水(おんなしょうず)という湧水があります。 左側にとても奥…

にせ松茸

近くの山で取れた偽松茸。「さまつ」と呼ばれたりもします。今年は全国的に松茸が豊作だそうですが、ニセマツタケも豊作なのかもしれませんね。ここ何年も、お目にかかっていなかったのが、けっこうでているとか。 この大きなりっぱな茸。食感はそこそこ松茸…

今日は窯出し

延び延びになっていた本窯。やっと今日、窯出しできました。 窓際に運んで、自然光でもう一度チェックします。 写真に、並んでいるのは染付けだけで完成のもの。 上絵をつけるものは絵付けの部屋へ運んであります。 随分長いことこの仕事をしてきたと言うの…

朝顔の種

夏の間、朝ごとに涼しい花を見せてくれた朝顔も、種になりました。グリーン・カーテンになってくれて、ありがとうね。夜顔は種が採り頃になるにはまだもう少しのようです。 床を這う枯れ蔓の影。鵙の声。あぁついこの間まで夏の名残の暑さに戸をあけては風を…

加賀いろは

加賀棒茶の丸八製茶場から新製品のティーバッグがでたというので、さっそく飲んでみました。 ティーバッグってやはり手軽で便利ですよね。 写真左から 玄米茶、献上加賀棒茶、ほうじ茶です。 お湯を注ぐといい香り。写真を撮る前に一杯づつ飲まずにいられま…

クラフト・マーケット 鳥寄せ笛

きょうは福井県の金津創作の森美術館まで行ってきました。クラフト・マーケットがあったのです。降るかと思うと、さっと黄金の光が射す北陸らしいお空の下、車で ほんのひとっ走りのところです。。 雑木林の中にワークショップが点在するエリアに近づいたと…

朝日を迎えて

山越えの朝日に両手を合わす。太陽万歳!猫万歳!

加賀市 焼き物散歩 その1

秋晴れのいいお天気に誘われて、焼き物の道散策にでかけました。 まずは魯山人の住んでいた家を整備した魯山人寓居跡いろは草庵。 駐車場から山の陰を踏む細い小坂をたどります。もの寂びた古い家とべんがら色の壁の新しい展示館、。展示室では、魯山人の屏…

今月の俳画

恥ずかしながら又、のせることにしました。と、いうのも丸八製茶場に俳画を置いていただくようになってもう、二年半ほどになるでしょうか。季節のものを描いて、去年と似たようなものになってしまう危険を感じ始めたからです。なさけないと言えば情けないで…

うさぎ見物

来年の干支、ウサギさんの箸置を、作っています、少し手びねりしてみましたがなんとなく、きまらない。、、やはり一度よく実物を観察してこようと、近くの「月うさぎの里」にいってきました。 おみやげ物屋さんやレストランなどのある商業施設ですが、中庭の…

ど根性ミント

きょうは特別出演ギャラリー萩の石積みの隙間から顔を出して工芸展を覗きにウネウネと根性で成長なさったミントさんです。。 レポーター「ご感想は?!」 ミント「ハァーハァー、まぐれっす」 レポーター「感激のあまり言葉が出てこないようです。こんごのご…

萩の花こぼれ

加賀市の萩の寺、実性院。例年より遅く白萩が今盛りです。そのお向かいの「ギャラリー萩」で若い作り手さんたちの工芸品展が行なわれています。今日26日日曜までです。 お天気がいいので行ってきました。 秋風がギャラリーを見物に出入りしています。お蔵…

これが噂の紺海苔だ!

今日は村のお祭り。おとなりの奥様お手製の柿の葉寿司と煮物のおすそ分けにあずかりました。うれし! 柿の葉寿司の上に乗っている鮮やかなブルーの海藻が、紺海苔です。この瑠璃色が非日常! 始めてみたときは驚きましたが、なれてくるとお祭りならではの食…

秋の花

ようやく秋の花が咲き始めました。嬉しくて家中に活けています。 槿も、この夏は暑すぎたのでしょう、今頃花盛りです。雨の中で咲いていた底紅の一輪を近くにはえていた雑草と活けました。涼しそう。 玄関の郵便受けの脇に置いておいたら、あたりに草の香り…

加賀野菜 金時草

微妙な諧調の緑と紫。なんてきれいなんでしょう。いつも調理の前に、しばらく飾って眺めます。 金時草。キンジソウといいます。茎は硬いので葉っぱだけ食べますが、このくらい先のほうでしたら茎もしなやかで美味。ネバネバした食感といい深い紫色といい、い…

いただいた詩集 「角」「天彦」

福井県で出版されている二つの詩誌。 詩作品とエッセーが収録されています。 「角」には、比較的短い作品が多い。「蝸牛」には庭の紫陽花の葉を這う蝸牛に寄せてそっと心情が語られます。蝸牛の殻と耳の中のさんはん器官の形状の類似が連想を誘うのでしょうね…

九月の俳画

茶房実生に毎月、俳画をおいてもらっています。 見たいと御要望があったので、恥ずかしながらアップしますね。 句がひどいですね。昨日の台風で急遽つくったので。 枝笛や台風圏の端に座し おるか 枝笛は木の枝で作った小さな笛で、音階はでません。ピーッと…