やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

初蝶来

絵付け室の窓に何か影が動くと思ったら蝶々である。茶色っぽい羽、キタテハか?、毎年毎年、蝶を始めて見る日が早くなっているのは感じていたけれど、それにしても雪解雫の音の中で見るのは初めてだ。蝶々の方も飛び出してしまったのに自分で驚いているよう…

春隣

わたくしはミケ。猫である。あまりいいお天気で、寝坊しちゃった。 家の中が妙に静かで、お日様が床を這う音が聞こえそう。炬燵もついていないし、音楽も鳴っていない。冬の光と静寂が部屋を充たしている。わたくしが寝てる隙にドライブにでも行ったのね!帰…

これはなんでしょう!?

谷川の上にぶら下がってる、一つ目おばけ。これはいったいなんでしょう。 もちろん雪折れの枝です。でもいったいだれがこんなにきれいにまん丸な穴を開けたのでしょう。啄木鳥かしら?虫? 中が空洞だから先だっての雪で折れてしまったのでしょうね。勿論住…

祥瑞の器

テーブルの上に冬の日が長い影を置いています。 磁器の器の反射が丸く映り込んでおもしろい。あっさりした染付に比べると模様をたくさん着込んだ祥瑞はあまり寒くは感じられない。 祥瑞とは明末~清初に中国の陶郷景徳鎮で焼かれた焼き物です。日本の茶人の…

次の日の雪虎

新雪をかぶって雪虎さん。「布団着て音たる姿や」になってしまいました。 ガオーッの表情をしてたんですけどね。 つまらない写真ですが、工房の白壁に映る木の影がちょっと好きだったんでアップしました。 今日も午前中雪掻きでした。ゼーゼー。 午後からせっ…

大雪です

明け方に除雪車が来ました。怪獣でも逃げ出しそうな凄い音。 起きてみると一夜のうちに世界が変わっていました。雪国です。 窯の煙突も雪帽子。てっぺんの屋根は円錐形でつるつるしてなかなか積りにくいはずなのにぽっこりかわいいかたちをしています。 一時…

雪催いの日は

雪催いの日は丸く、ひたすら丸くなって過ごすのだ。 冬眠を忘れたチビ熊たちは、この際ほっておこう。 鼻を隠すこと、それが肝心だ。 雪女はまずそこにふーふーしてくるからな。 なんだか風もでてきたようだ。 ますます用心しなければ。寒戸の婆まで来られた…

七草粥

今年も、もう一週間たったんですねー。裏庭で七草を摘みたかったんですけれど、ひどいお天気で、あきらめました。すずなすずしろ二草だけ。ありあわせの緑を添えて、仕事机の上で、いただきまーす! 絵付けの部屋が日当たりが良くて一番暖かいのです。 我谷…

蝋梅

晴れ間がみえました。久しぶりの空の青。なんてきれいな青。 庭の蝋梅をきることにしました。花の少ないこの時期に咲いてくれる嬉しい花です。二本ある蝋梅を年毎に交代に切って活けるのがこのところの習慣になっています。切り詰めても切り詰めても、ぐんぐ…

二日のお雑煮

白味噌 丸餅、具沢山。二日のお雑煮は台所の野菜の処理がテーマです。いただいた京野菜に、写真もとった新鮮ナメコもはいっています。蕪寿司も食べごろだし、ともかくせっせと食べねば。 食べ物豊富でありがたいことですよね。同じ地球上で食料や棲む所に苦…

元旦の光

雪や風で大荒れの元旦でしたが、ふっと日の射すときもありました。 部屋の奥まで届く冬の光。赤絵の大鉢一時照らしてまた翳ってゆきました。 あけましておめでとうございます。新しい年が良い年でありますように。 この大鉢は生地におおきな気泡があります。…