やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

やや秋めいて、上絵

秋の気分で 古今集秋の部一番秋立つ日詠める 秋来ぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行朝臣 誰でも知っている歌ですが、歌の通り、まだまだ暑いことは暑いけれど風は秋めいてきたな、と感じます。誰しもが無意識に感じていたこと…

蜘蛛の巣に蜘蛛二匹

蜘蛛の巣に蜘蛛二匹 蜘蛛の巣に蜘蛛が二匹。蜘蛛って巣をシェアする生き物でしたっけ? 親子、お友達、それとも恋人っていうか恋蜘蛛?まぁ、なかよきことはうつくしきかな…ですかね。 写真ではよく見えませんが綺麗な巣をかけていました。藍古九谷の端皿に…

これ、なあに?

これ、なあに? お気づきだろうか! 緑の中の白い物体X, 山道の、中空にぶらさがっている、2センチくらいの白い毛玉みたいな、もの。 小さな花が、蜘蛛の巣にひっかかったのかな、と思いましたが、何か違う。 花って,芯の部分がありますでしょう?子房とか…

涼しいデザート

赤絵の馬上盃に飲み残しのワインでゼリー。ドライフルーツもワインに一晩漬けてあります。 残ったワイン、冬なら、ヴァン・ショー。夏はわいんぜりーにしています。 手前の赤絵平鉢はクリームチーズにヨーグルト。時々ヨーグルトに粉チーズいれたりします。…

古九谷美術館でお茶を

紅茶シェイク 用事で街まで出かけたついでに、古九谷美術館に寄りました。こちらのカフェでは美味しい中国茶がいただけます。 今日は、暑かったので冷たい紅茶シェイクにしました。 甘酸っぱくて、シュワシュワで。おいしい。 お茶請けの凍った「金沢西瓜」…

なんて見事な無花果

巨大無花果 今年の無花果。初ものです。うれしい。それにしてもなんて見事な見事な無花果。器も大きいのでわかりにくいけれど、巨大です。染付の鉢は30センチ以上ある大鉢です。古典的なものを作りたくなって明代初期のイメージでこしらえました。書道で臨書…

こんばんはヒキガエルさん

こんばんはヒキガエルさん 門灯の下に今夜もお出ましのひきがえる。睨んでますね。睨むに夢中で足踏まれそうだったじゃない。あまり、のろくさ逃げていくので、御気分でもお悪いの?と聞きたくなる。 いつも、おおよそこの時間に、門灯下にあらわれては、蛾…

八月の俳画

金魚とは 俳画では、絵と俳句が、かぶるのは面白くないものです。 金魚の絵に、金魚の句では愚の骨頂、野暮の極み、とわかってはいるんですけど。 やっちゃいました。句は 死ぬるまで人に見られて金魚とは おるか(句集青花帖) 金魚という怪物。 金魚が好き…

立秋の雨

雨の日はソーメンで 立秋なのだ、と思うと、不意に窓の外の雑木の枝先に、朱色に色づいた葉の一枚を見つけました。おかしなものです。花の名前を憶えると、急にその花がそこらあたりあちこちに、あることに気付く。意識というやつは、どうも狭量な監査官のよ…

青鷺かな?

青鷺の頭を見た 今日は朝から、鷺が鳴いたり飛びまわったりしています。いつも、静かにじっと流れに佇んでいるのに。 川の中を歩き回っているので、こっそり近づいて、橋の上から後頭部いただきました。 スリムな若鳥さんかな。 道に、羽が落ちていました。 …

八月の表紙 サンドイッチ・ランチ

青い影で涼む 梅雨が明けて、急に暑くなってきました。そのせいか食欲がないので簡単にサンドイッチのランチです。 手前の7寸皿と8寸皿はやや小深い形です。このところ描いている青い薔薇シリーズ。シリーズ最後は尺以上の大皿に描いてみる予定です。あり得…