やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜餅

道明寺と長命寺 よく、桜餅の道明寺は関西風で、くるりと巻いた長命寺スタイルのものは関東風というが、このあたりでは、どうか、というと、どちらもある。お店によっては関東風と関西風とが、一つのパックに並んでいることもある。なんとなく嬉しくもあるが…

我が家の桜

我が家の桜はいまだ蕾です。例年ですと、お隣の辛夷と一緒に咲くのですが、今年の春は、何かが違う感じです。 桜の向うの白いものは、オガタマの花です。こちらも満開。あまり高いところにありすぎて、写真の撮れない残念な花です。 こんなにいいお天気なの…

辛夷の花が咲きました

窓の外、小雨の中に開き出す辛夷の花。 どうしても、宇宙樹のように丈高く咲いていた山盧の辛夷が思い出されてしまいます。 辛夷は好きな花なのですけど。これからは毎年、手を振って黒田先生と別れた、あの日の辛夷を思い出してしまうのでしょうね。 山並み…

黒田杏子先生御逝去

俳人黒田杏子氏がお亡くなりになられました。御倒れになられたその前日、笛吹市の講演会場で手を振って別れたときのお顔が目に浮かび、いまだに信じられない思いです。 私は山の中に住んでいて、あまり人にも会わず暮らしていますが、毎月黒田先生にあてて投…

小さきもの達、その2

本棚の上の、賑わい。 海賊シャツの猫カードホルダー。その前の le chat qui pe*che,釣りをする猫さんは本当は線香立てです。休日は釣してるのね。 メキシコ民芸の鳩と有磯海でひろった石(白線が面白かったので)、そして、小鳥の水滴。 手すさびに作る小さ…

山並み遠に春は来て

山盧後山の辛夷 先週末、山梨県笛吹市境川の山盧文化振興会へ、行ってきました。山盧は飯田蛇笏、龍太、秀實三代のお住まいのお邸、俳句の聖地です。 旧家でたいそう立派なお邸とうかがっていましたが、思ったよりこじんまりした印象でした。きっと明治のこ…

磁器のきらめき

午後の光が、仕事机の上の小壺をかがやかせています。高さ5センチほどの小さな塩壺。お塩はすぐしけってしまうので、こういう小さな壺に分けて食卓に出しています。 小さな壺の又小さな凸凹に空の青が映り込んでいる。その遥かな青に驚きます。 磁器の色合い…

三月の俳画、猫が描きたかっただけ。

逆光に透く猫さまの毛並みが描きたかっただけ。句は 周易の書に日矢とどく鳥曇 おるか 日矢が長毛猫さまの後頭部を輝かしているの図。 周易は、まぁ易経なんですけど、、天地自然の理を読み解く方法なのでしょうから、 猫さまはきっとよくご存じかな、とおも…

小さきものたち

三月の「うつわ歳時記・曾宇窯」の表紙写真です。 箸置きの兎さんの顔が隠れてしまってますので、てなおししてから載せようかな。 猫お雛様たちも箱に戻る前にしばらくぶらぶらしております。 卵は小さいサイズなので、大きさのご参考まで。小さきものは皆美…

猫障子

…障子に猫の影が…ギャーッ!というお話ではなく仕事机の前の障子のことです。 白い紙を前にすると、いたずら書きをする癖があるので、目の前の障子に、つい描いてしまいます。 でもあまりやると、部屋がだんだん暗くなるので、一つ置きに描いてます。われな…