やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月の表紙 菊と薔薇

今日は素晴らしいお天気でした。テーブルに降る光も澄んでいます。小鳥の声が聞こえます。シジュウカラとヤマガラかな。こんなに澄明な秋の日、雲の流れる音が聞こえる気がする。 国花や市の花のあるように、それぞれの文化は、大切な花を持っています。日本…

フライング香箱蟹

フライング香箱蟹 パソコンを買い替えてやっとホームページを更新することができました。お祝いに加賀、山中温泉のフレンチレストラン、江沼スタシオンへいきました。 工芸品のように、それはきれいなオードブル、アントレ、そして香箱蟹。もちろん、こうば…

虎の子

毎年恒例の干支の箸置き 今回は 虎の子たちです。 この上にダミするとかわいくなりますよ。 ついつい遊んでしまって時間がたつのが速い。 もし私の時給を計算したら最低賃金のはるか下方になることでしょう。考えないことにしましょう。 後の月玉をなくした…

秋雨の古九谷美術館

秋めいた冷ややかな雨の中、古九谷美術館の、「吉田屋と粟生屋の至宝展」をのぞいてきました。 江戸時代前期の古九谷と呼ばれる謎多き焼き物が、不意に消えてからも、それらに魅せられた人々がこの加賀の地で色絵磁器を作ってきたのです。その代表的なものが…

赤とんぼ

赤とんぼ、ある日突然空一杯になっていたものですが、このところ、ずいぶん少なくなりました。 この山里に、移動してくる時期はそんなに変わらないのですけれど。毎年十月十日前後です。 ベランダの手すりにびっしり止まったアキアカネを猫が、まず右から左…

秋の手紙

今朝、ベランダの窓の下に届いていた一葉の秋の手紙。朴の葉です。 枯れるとは、美しいものだと思いました。 朴の葉は、大きいので、カサリ、カサリ、と降り積もってゆく音が聞こえます。 気分が沈みがちな時は、ボードレールの「秋の歌」にある、中庭に薪の…

十月の食卓 ニョッキのランチ

”もう秋だ、なぜ永遠の太陽を惜しむのか”ランボーの詩を思い出す今日の日の光。黄色くて斜めでまぶしくて。 赤絵の八寸皿に前菜。サラダとイワシのマリネ、無花果ヨーグルトソース。染付薔薇の花のお皿には、ありあわせのキノコとチーズのニョッキ。ニョッキ…