やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2013-01-01から1年間の記事一覧

辻占

今年も、もうすぐ終わり。 思えばいろいろなことがありました。 各地で災害も多かったし、景気が上向きになったといっても、こちらのような零細なところには一切関係ないし…。 それでも、こうして無事に過ごしていられるのは、ありがたいことですね。 無事こ…

はがき俳句12月

暮れも押し詰まって、仕事に終われる日々の中にひらりと舞い込んだ 葉書俳句。 西原天気さんと笠井亞子さんの合わせて十句 天気さんの5句は宇宙、笠井さんのは新宿と題名がついていました 冬の空もしくは消せるボールペン 天気 詩情ありますね。冬の空の限…

初雪とクリスマスツリー

とうとうやってきました。白い怖いもの。 昨夜,降ったんですね。屋根瓦を白く縁取って、地面をうっすら覆って、 初雪が。 雪はきらいじゃないのだけれど、 これから長い冬の季節がつづくのだなと、思うと、さすがに滅入る。寒いの苦手。 それでもツリーの飾…

冬の光と蔓梅もどき

部屋の奥まで、小枝の影を伸ばして来る、 すきとおった光。うつろいやすい冬の光。 欠けた古染付の向付を金でなおしてもらいました。 時間の中に、たゆたう古きものは、冬の光がなんだか似合いますね。 蔓梅もどきの実。過ぎ去った季節の凝った夕焼けの一滴…

12月のホーム・ページの写真

今月もまたホームページの写真をココに載せておきます。 ああ、なさけないなぁ そのうえ時間がないので俳句も昨日載せたのとおんなじにしちゃいました。われながら、まったくなさけない。

12月の俳画

毎月、何を描いたか忘れないためにここに俳画をのせることにしていたのに、その載せることを忘れてしまう。 なさけないです。 今月は思い出しました。 山茶花に 句は 彗星の蒸発したる時雨かな おるか 残念ながら彗星は眺められなかったけれど、木立に降る明…

花梨よ かりん

榠リンという漢字、わたしのPCにはないのです。良い字なのに。 この字で中国では紫檀に近い植物をさすそうで、日本のかりんはバラ科のマルメロのことが多いようですね。中世にはどうも紫檀属の方をさしているらしい用法も散見しますが。 しかし、この花梨…

加賀のカフェ その3 イヴェール・ボスケ

加賀はお菓子どころといわれます。確かに和菓子のレヴェルが高いのはいうまでもありません。 ケーキ屋さんもたくさんあります。最近おいしいなとおもったのが、ここ「イヴェール・ボスケ」です。一年位前に出来たお店ですが、私は先月くらいかな、初めて行き…

加賀のカフェ その2、茶房実生

日本はお茶の産地が各地にあり、またさまざまなお茶の飲み方があります。 ここ加賀では加賀棒茶が良く飲まれています。 棒茶やほうじ茶は勿論どこにでもありますが、加賀棒茶は、特別に茎の柔らかなお茶なのだそうです。 カジュアルにみえるけれど、そのじつ…

加賀のカフェ その1茶房古九谷

私は、あまり外出しません。 家の中で、仕事したり本を読んだりごそごそやっているのが好き。 それでも、たまには気分転換に近くのカフェでお茶します。 行きつけのカフェの条件は、静かで雰囲気がいいこと、お茶やお菓子がおいしいこと、と、まぁごく当たり…

戦国武将が愛した魅惑のうつわ…染付展

あまりにうららかな小春日和だったので、 福井県立歴史博物館で開催中の「戦国武将の愛したうつわ 染付け展」に行ってきました。 仕事柄、国内にある、元、明の染付けの名品は、まぁ見てるつもりですが、一堂に会しているのはやはり見ごたえがありました。 …

11月の表紙

ホームページの表紙、またもやわからない。 それで、こちらに乗せておきます。 来年の干支の器たち。 加賀市にある九谷焼美術館でも干支の器展をしています。

美貌の無花果

台風や豪雨で散々だった十月。今日は久しぶりにうららかな秋日和でした。 近くの句友が集まって句会をしました。リアル句会です。 お土産にいただいたのは、無花果。 そろそろ季節が終わるところだそうですが、爛熟の中に退廃の、きざしだしたあたりが美味な…

上絵をだしました

今回の上絵の窯は、赤絵が主です。 おお!けっこういいあがりです。うれしい! 上絵は1℃温度が違うと発色が違うので、なかなか一窯まるごと綺麗に上がらないんですけど。今回の赤きれい。 本焼きもここ数年で良いほうの上がりでしたしね。生地の輝きが磁器…

秋の黄色い光

激しい台風が、優しげなもの、壊れやすいものを、みんなふっとばしたあとの、 透徹した光の空。 ベランダの朝顔の種を取るのもそろそろ終わり。 気がつけば日は、もう傾いて、小鳥たちは西へと枝を渡ってゆく。 既に秋。「どうして永遠の太陽を惜しむのか」…

冬ごもり気分

異様に暑かったり、冷え込んだり、不順な気候の昨今ですね。 肌寒かったのでカーペットやクッション・カヴァーを赤い色にかえてみました。 なんだか一気に冬めいた気分。 赤もやっぱりいいね。 曾宇窯の赤もなかなかいいでしょう? 自分で言うのもなんですが…

十月の表紙

加賀蓮根 蓮根は一年中見かけますが、旬は今頃。加賀蓮根の一番おいしい季節到来です。日中はまだ暑い日もありますが、器は紅葉や菊で、秋の気分を盛り上げます。 掘りたての加賀蓮根はサラダでもいけると聞きますが、今回は定番の酢蓮と筑前煮です。器もこ…

二十年後のお茶の風景展

今日からはじまりました。実生ギャラリーでの「二十年後お茶の風景展」。 31日までです。水曜日お休み。 さまざまな方が出品なさっていて、お値段もいろいろだそうです。 駐車場までお茶を焙じる良い香りがただよっていました。おもわずお茶をいただいてき…

二十年後のおもてなし

さて、明日から、加賀市動橋町加賀棒茶実生ギャラリーで 「二十年後のお茶の風景」という展示会がはじまります。 加賀市在住の陶芸家の皆さんのそれぞれの二十年後のお茶イメージがごらん いただけるわけですね。 きょうが、その搬入日ですが、一人二万円以…

祭り寿司

村の鎮守の神様の~♪ 今日はめでたいお祭り~♪ と、いうわけで、今日はこの村の白山神社もお祭りです。 村の入り口に幟が立って、朝から獅子舞のお囃子の音がひびきます、猫は太鼓の音も獅子舞も大嫌いみたいですが、年に一度ですからね。 しかし、このあた…

猫のミツウ

我輩はミケ、猫である。 なにをかくそう我輩は猫文学研究家である。 ご存知のように、わが一族は常に画家や詩人たちのミューズであった。なんと多くの詩や絵画が我等猫族にささげられてきたことか! さて、今回取り上げるのは九歳の少年の描いた物語である。…

酒器茶器展

銀座松屋さんがリニューアルだそうですね。 松屋は個展させていただいたこともあるし、なつかしいデパートです。どんな風に新しくなったか見てみたい。 その松屋7回の金沢の老舗酒屋さん福光屋さんで「酒器茶器展」が催されます。 朱漆の箱に酒肴道具が! …

ホームページの写真

ホームページの写真がうまく遅れません 仕方ないのでちょっとここに乗せておきます こういうしゃしんなんですよね~。

茶箱の本

台風の名残の雨が木々をぬらしています。 秋に先駆けて届いた一冊の本。 金沢にお住まいの多田けい子さんの茶箱の本「モノあそびコトあそび」です。 前書きとかクダクダしい説明は一切無し。一葉の写真とお道具の名前のみ。実に涼しい。 開いたページは「サ…

ひさしぶり

我輩はミケ。猫である。 ずいぶんひさしぶりである。この夏の暑さには、我輩もかなりうんざりしていたのである。 ここ数日ちょっとは涼しかったものだから、、おるかのやつ「やっと秋めいてきた」などとうかれて椅子の足元に、キリムを出した。我輩はキリム…

観葉ケーキ

この暑さで、ベランダの鉢植えの植物はみな、ぐったりしていますが、観葉植物は、まーまー元気です。 伸びすぎたベンケイソウをバラして土の上にパイの上のアーモンドのように並べておくと、それぞれむくむく芽を出します。 お皿のうえにケーキのようにふく…

午後のお茶

じつは、私の仕事場、クーラーないんです。そんなわけで、もどしすぎた若芽の様にヘロヘロになって今日の分の轆轤を終えました。 冷たいお茶で休憩。この後は夜の部、絵付けをします。 お茶うけは金沢の老舗御酒屋、福光屋さんの酒かすマドレーヌと車麩かり…

涼をもとめて

立秋を過ぎたというのにこの暑さ。 ベランダに打ち水しても、文字通り焼け石に水状態です。 せめて、目を涼ませてやろうと、瑠璃ガラスのお皿に、染付けのお魚を放しました。 休憩時間にこんなことをして遊んでいるんです。 蝉の声がうるさいくらいです。 そ…

蜷川実花展

真夏の一日、金津捜索の森美術館の「蜷川実花展」にいってきました。 うつくしかった~! 会場を埋め尽くす極彩色の花、花、花、。 そのあざといまでの美しさは、この地上の目くるめく輝きの中に、次の瞬間は腐って落ちるあやうさをのぞかせています。 現代…

8月の俳画

暑い日が続いています。 新しいパソコンに慣れなくて、なんだかぐったり。 絵はタチアオイです。夏の日差しの中にちょっと疲れた風情で佇むタチアオイ。田舎道によく似合います。 挽きて割り描きては割る日雷 おるか 焼き物をしていると、よく「気に入らない…