やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朴の花

二階の窓を開けると,肺を洗われるような香り。 ああ、朴の花が咲いたんだ!目を瞑ってしばし浸りこみます。 香りのよい花はいろいろあります。 早春の沈丁花、前に書いた風蘭や石斛の香り。 花ではないけれど黒文字や青文字の木の香り、ヒノキや肉桂。きり…

石斛の

今年はなぜか蘭科の花々の機嫌が良い。 春蘭が、蘭茶にするほど沢山咲いたし、エビネ、紫蘭、鉢植えのシンビジウムの仲間。 そして、石斛。 他の植物に着生して生きる着生蘭の中で、わたしは、なぜだか石斛が好き。 クリームのような滑らかな質感の白花が多…

葉書俳句

西原天気さん笠井亜子さんの葉書俳句第18号がとどきました。 笠井氏「水は」5句、西原氏「空へ」5句です。涼しげなイラストも素敵です。 新緑の水は身体をすりぬける 亜子 木々の新緑の緑、その輝きは、たとえようもありません。 木々にその輝かしい緑を…

五月連句

緑の美しい季節。芭蕉の館の庭の苔も生き生きしています。山野草展がおこなわれていました。とても珍しい品種もありました。 さて、五月の連句は、名残の表の七句目からです。祇園ばやしから淀川のくらわんか舟の賑わいへと続き西国情緒を楽しんで六句目は「…

えびねとイノシシ

日本の自生蘭に凝っていたことがありました。 蘭というと華やかなイメージがありますが、日本の蘭は、すっごく地味です。 その上、自然に自生してるくらいだから日本の風土に合っていて育てやすいかというと、さにあらず、気難しいのです。 地植えで機嫌よく…

五月の表紙

緑の季節 染付の器でお昼ご飯。 裏山の筍、やはり頂き物の、季節外れの牡蠣。などなど。 エンゲル係数の異常に低いお昼御飯です。

紫の花、午後のお茶

今日は、母の命日でしたので、母の好きだったレモン・ティーでお茶にしました。 ケーキを買いにイヴェール・ボスケまで行く道の並木の緑が、それはきれいで。 今が見ごろの山藤の花が、風にタワタワと揺れるさまがこの世のものではないみたい。 薄紫はこの世…