やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山芍薬

わが狭庭の白い花の季節のエトワール、山芍薬が咲きました。 白玉のような莟のときもかわいいけど、おずおずと壊れそうな冷たい花弁を広げる様が痛々しいくらいです。 「咲く」は「割く」に通じると言うことが、よくわかります。本当に、身を割くかんじで咲…

さざなみの滋賀の都はあれにしを

さざなみの滋賀の都は荒れにしをむかしながらの山桜かな 平忠度 しずかな雨の日。琵琶湖の畔の桜を見いに行ってきました。 お天気のせいでしょうか、人は少なく、桜は満開で、美女の泣き顔のごとく、しめやかなお花見でした。 花の余白のように琵琶湖は霞ん…

四月の表紙

桜の季節。 列島が魔法にかかる一ヶ月ですね。 木の芽の色の山並みの遠近に山桜が白々と灯っているのが見えます。 町の中でも思いがけない露地でさくらにであいます。 夢のような季節ですね。 食卓も桜模様です。

四月の俳画

絵付け室の窓の前。 辛夷が満開です。雨が降っているのに、次々開かずに入られない辛夷の命。 冬の間、しっかりと抱かれていた莟の、かたい覆いを破って、引き裂かれるように 咲きこぼれる純白の花。 傷みやすい花。 命は美しいけれどどこかむごい。 やすや…

珍客あり

春らしい陽気にベランダに出てみたら、 おお!これはおめずらしい!狸さんですか! 植木鉢の中でお昼寝していました。 其処は、いつもはお隣の家の猫のタローちゃんの場所なんですけど。 今日は狸さんがお留守番ですか。 やせてますね。でもタローちゃんの餌…