やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2017-01-01から1年間の記事一覧

お正月の花

薄日が差してきたので、庭に出て南天や千両などを切り、 お正月の花を生けました。 これから新年にかけてお天気が悪そうなので、光のあるうちに写真も撮ってアップしておきます。 今年もいろいろなことがありました。 私は少しぼんやり過ごしてしまったと反…

スイーツ・クリスマス・イヴ

北陸はまーまー穏やかなお天気のクリスマスイヴです。 赤いトカゲが匂いを嗅いでいるのは、能登の干し柿で、水牛のチーズを巻いたもの。干し柿を開いてチーズをはさむだけなので簡単です。 青い熊さんが転がしているのがそれです。切る前の。 染付のトカゲが…

蟹ざんまい

北陸の冬の味といえば蟹! 普段は粗食、文無しの私ですが、蟹をいただくこともあるんです! 京都は宇治の料亭「八百忠」さんから頂いた、食べやすいよう丁寧にきりわけられた、至れり尽くせりの蟹さんです。 物々交換?っていうんですかね。曾宇窯のお皿と交…

クロック・マダム

さすがにに師走は忙しく、更新できませんでしたが、昨日は北陸の冬には珍しい、穏やかに晴れた日だったので、ちょっと外出。 古い町の歩道は並木の根っこがアスファルトを持ち上げて凸凹しています。なかなか風情がありますね。こういうのも一種の木の根道っ…

12月の表紙

今月の表紙は、 「クリスマスを待ちながら」と、いうかんじです。 クロックムッシュー、などなど。 真ん中のシチューの入っているカフェ・オ・レ・ボウルがあたらしくつくってみたものです。 マリー・アントワネットの花輪、と名付けました。 修道院に残され…

九谷焼美術館にて

鰤起こしが轟いて、霙が降り出しました。 美術館の二階のテラスに、おどろいた鳩が飛び込んできました。 北陸はいよいよ本格的に冬に入るようです。 今、美術館一階では、「魯山人と初代須田菁華展」が行われています。 前期が12月10日まで、後期は12…

十一月の表紙

早いものでもう十一月。今年ももう終わろうとしているんだ~! さて今月の表紙は、おにぎり、かな。 加賀市の大人気おむすびのお店「銀の飯」のおにぎりです。お米も石川県の新しい銘柄米「百万穀」。 いかにも家族で心を込めて作っております的な真面目一筋…

金時草パープル

グラスの中のこの華麗な紫色は、ワインではありません。 加賀野菜の一つ、金時草のゆで汁です。 臙脂に菫の入ったような綺麗な紫なので、つかの間、色を楽しんでいます。 苦いわけでもありませんが、やや青っぽく、飲み物にはなりませんでしょう。この色を生…

秋の実り、その2

昨日お野菜をいただきましたが、今度は果物いただきました。 ピカピカの柿とミカン、秋の色ですね。温暖化のせいか、北陸でもこのごろミカンが良く生るようです。 染付の 大皿は須田菁華窯から独立してすぐのころに作ったものです。口径40センチほどありま…

実りの秋

うららかな晴天。 どこかへ出かけたくなりますが、、仕事しなきゃね。 お隣の御ばーちゃんからまた御野菜いただきました。清らかな無農薬野菜です。しかも、きれいに洗ってくださるんですよ。 洗ひ上げ白菜も妻もかがやけり 能村登四郎 真っ白な白菜は確かに…

雨の日のランチ(昨日のことです)

どこにも出かけない雨の日は、冷凍のピアディーナで御手抜きランチ。 そして一人で食べるときは、つい本を読んでしまいます。 お行儀悪いですね。母が居たらどんなに叱られたことか。 ま、こんな自堕落が一人暮らしの楽しみの一つかも。 読書もこの頃はオー…

青梅雨の巻 名残の表

十月の連句会、当日は北陸には珍しいさわやかな晴天で、連中の中には,好天を満喫すべくゴルフにお出かけの方などもいらして,人少なでした。こういうのも、親密な感じで、また一興です。 床の間に「奥の細道」の山中温泉での芭蕉の句の掛物と、この季節に柔…

ライ麦、蕎麦、真菰

俳句の締め切りが過ぎてしまった! 明日、速達でだせば、受け付けてもらえるかもしれない。 しかし、それなのになんと、これは、という句がない。助けて、ライ麦、蕎麦、真菰! なんの御まじないかって?いえいえコンソールの上の熊さんたちの和名なんです。…

枯れゆく花

あまり美しい秋の日だったので、 何となく花を生けたくなりました。 めずらしく花屋さんでトルコ桔梗を一束買って、庭の残っている花や枯れた花と壺に入れると、枯れ行く花の手触りがやさしい。 こうして眺めてみると、末枯れた花の色香に対峙できる生花はな…

ブループリント

加賀市ギャラリー実生で、いま堀江美佳さんの個展「こだまする」がひらかれています。 せんだっての日曜日、ブループリントのワーク・ショップがあったので参加しました。 サイアノタイプという19世紀の写真技法です。太陽光で感光する、その青がとてもき…

満月今宵

中秋の名月と満月は違ってるんですってね。 と、いうわけで今宵こそが月齢 15,8の満月。 満月にロゼ・ワインを飲むと良いことがあるとかいうので、用意しました。ジェネヴァの近くの。モンテデルフラ。まだまだ若いワインですがフルーティな香りでおいし…

お月見準備 OK ‼

今夜は中秋の名月。 お天気も良いので三年ぶりくらいの良夜となりそうです。うれしうれし。 お月見準備もできました。 大聖寺のお菓子処玄蕃堂のお月見団子です。芒一束サービスしていただきました。この辺りの山の芒はまだそんなに穂にでていないので嬉しい…

十月の表紙

はや、九月も行き、かれんだーの残りの薄さが,淋しいこのごろです。 十月の表紙、撮りました。どうってことない、毎日のお昼です。 しかし、うーん、やっぱり作りすぎてしまった。控えたつもりだったんですけど。 煮物とか、お台所に鍋いっぱい残ってますか…

九月の連句会

急に涼しくなって、芭蕉の館の玄関前のシュウメイギクも、満開を過ぎてしまいました。 さて先月は名残の裏の一句目まででした。 名残の裏 四畳半まあるく掃いて春ゆかす 佐藤 さて、春も三句ほど続きましたので無季で付けていただこうと思います。 二句目 ま…

ヴァン・ショーで休憩

目が覚めたら、なんだか喉が痛い。風邪かな? たいしたことないけど、作業場はけっこう冷えるし、来週は予定がいっぱいだし、大事を取って、ヴァン・ショーで休憩いたしましょう。 呑み残しの赤ワインにシナモン、クローヴ、ナツメグなどありあわせのスパイ…

今日のランチ トリュフと温泉卵のガレット

不意に秋めいてきました。 秋、落葉とその下のキノコの季節。 秋ってやっぱり好き。 そんなわけで今日はトリュフのガレットです。 とはいっても、瓶詰のトリュフですけどね。 封筒のようにキッチリ包み焼にして、ナイフをいれた一瞬立ち昇る北イタリアの山の…

赤絵マグ

先日、窯出しした赤絵マグ 緑色の花のマグはまえから造ってましたが、こんかいは赤絵もえがいてみました。 撫子の花。開花時期の長い花ですが、一応秋の季語になっていますね。 赤絵の撫子、なんとなく秋らしいかな。 ゆびきりの後撫子の散りかぬる おるか …

菊の香り

九谷焼美術館のミュージアムショップ&カフェ「茶房古九谷」に荷物を届けたついでに、 おちゃをいただきました。 九月になってお茶のおいしくなる季節です。 重陽も近いことですし、菊花茶をいただきました。白い菊の花と、くこの実の紅がとてもきれいです。…

九月の表紙

不意に秋めいてきましたね。 風が確かに秋風になっています。空にはもう羊雲。 九月の表紙はちょっと早めにお月見気分? 丸いものお月様っぽいものをあつめてみたんです。

今日のランチ

夏の終わりのこの季節って、毎年夏バテでぐったりしてるんです。 今年は暑い日も、それほど多くなかったので、やや元気?かな? それでも食欲はないのでサラダとキールで、らんちです。 ピメントの香りのパンに、ちょっと塩辛い羊のチーズ、ペコリーノ・ロマ…

夕方そうめん

お昼を食べそびれてしまったので、 光がすこぅし薄紫がかった時間に、ちょっと一服。このところ日暮れはずいぶん涼しくなりました。 窓の外では蝉たちが夕べの歌をがなりはじめました。 このまま秋になってしまうのかもしれないと感じてか、悲壮感漂う大合唱…

名残の西瓜

朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。 お隣からスイカをいただきました。ばーちゃんの自家製無農薬スイカです。 大雨や天候不順にもめげず美味しく育ったスイカ。 深い緑色の皮の下に、日照時間の少なかったこの夏の、太陽を集めてこんなにも赤い。 あ…

八月の連句会

残暑きびしい中、今月も初折の裏の続きを巻きました。 先月は七句目 丘の上二つの影が長く伸び 中江 という教会のある丘の上の二人といった、恋の気配の句でおわりました。 今月は、その続きです。 八句目 恋人つなぎする手の湿り 佐藤 実は私、恋人つなぎっ…

ミニ宴

昨日はお客様が いらして、ご持参の食材を、我が家の器に盛りつけてくださいました。 小さなまな板ご持参です。便利ですね。小さなまな板。どこへでも持って歩いて、ちょっとお料理できちゃうんですもの。 酉の向付けにお刺身盛り合わせ。染付のお椀に 蟹真…

今月の表紙

八月は お豆腐特集。あまり暑いと火の前に立つのが億劫で。 加賀には白山の堅豆腐、能登の茶碗豆腐といろいろなお豆腐がありますので、ご紹介がてら、豆腐百珍とまいりましょう。 それにしてもいくらお豆腐とは言え、ちょっと作りすぎちゃったな。