2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
虎の子箸置き。玉取りトラです。中には玉と遊ぶなんて子供っぽいよとお澄まししてるのもいます。後ろ向きになってるのも。 虎の子の嫌ひな虎の子 でもやっぱり虎の子は虎の子で ただ 向かうむきになってゐる虎の子 金子光晴をパクって見てもやっぱりオットセ…
冬も鮮やかな緑の葉っぱと真っ赤な実。山道をクリスマス・カラーに彩ってくれる冬苺。木苺の仲間らしくつやつやのつぶぶつぶがかわいい。 口に含めばひたすら酸っぱいけれど、食べられないほどでもない。なんだか身体によさそうな気もする。「風邪のシーズン…
久しぶりに晴れ間がみえたので、ちかくの那谷寺へ冬の紅葉を見に行きました。 末枯れた風情が渋い、ともいえる。 「奥の細道」にも 石山の石より白し秋の風 芭蕉 と詠まれた景勝地です。写真では時雨に濡れてちょっと灰色っぽいですが普段はもっと白く輝いて…
紅葉の上を時雨が通り過ぎる、そんな北陸らしい空模様の日でした。我谷盆の展覧会を見てきました。工芸家黒田辰秋が「民芸木工の典型」と賞し、白洲正子はじめさまざまな方がその風合いに魅せられて一文を草している我谷盆。ここ加賀市山中の我谷で作り出さ…
7日土曜日、うっとりするような行楽日和にめぐまれて、滋賀県のミホ美術館「若冲展」と県立陶芸の森陶芸館の「魯山人展」に、行ってきました。 第二名神で信楽ICまでの早かったこと!昔は信楽から琵琶湖へ水口のあたりを車で行くのは気が遠くなるほどの道の…
さて、これはなんでしょう。お皿の直径は15cm強です。 月の雫?酸性雨に泣く石仏の涙? いえいえ、これは本窯の中で、溶けて流れ落ちて、そして固まった。釉薬なんです。 わずかに青みを帯びた白い粒。ちょっときれいでしょう? 当然、釉薬の流れ落ちた器…
「神話的思考、それはわれわれに凸面鏡をさし出し、そこに、思考のからくりのいくつかを量感にあふれ具体的でイメージ豊かな仕方で拡大して映し出すのである。」レヴィ=ストロース(ヒバロ版[トーテムとタブー] 文化人類学者クロードレヴィ=ストロース氏…
市内の久窯、中村久一さんの工房で句会をさせていただきました。雑木林の紅葉の中、木の香りもすがすがしいお家です。今日は烈しい突風の吹く寒い日でしたが土間のストーヴに赤あかと火が燃え、絶品のお鍋がかかっていました。 句会もそこそこに奥様けい子さ…