やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

衝動買い日記(その1)

買ってしまいました.古道具「タユタフ」さんの陳列棚になっていた古い棚。 高野山のある宿坊の下駄箱に、とってもよく似ています。時代がついて、板の端が丸みを帯びている所が好き。染付の蕎麦猪口やら、お皿やら並べてみました。 淡くオイルが塗られてい…

朝顔

寝坊した私は見なかった、 遊びに来てくれる蝶もいない 霜のやうに蒼ざめてふるえて それでもあなたは咲いたのね 十月の終わりの 白い朝顔

お友達?

白兵衛です。僕は強くて自立した女性がすきです。 だからどんなにタマさんのパンチをくってもいいんです。捨てられていた僕を仲間にいれてくれたんですから。 でもこんな静かな秋の日には一緒にお昼寝する友達がほしいものです。 見えますか?カマキリさんで…

白い鳥

ただ一羽、枯れ木のてっぺんで光を浴びている大きな鳥。距離的に見て60センチくらいはありそうでした。 孤高というに相応しい気配。凛々しきものは今でも存在するのだな。 数日前にも蒼天へ一気に舞い昇る姿を見ましたが、お名前を知りたいものです。 チュウ…

そぞろ寒

秋の日はうつろいやすい。こんな日はふっくらお座布団が恋しくなるのニャ。 久留米絣の模様はツバメ。ツバメたち今頃は南の国についたかのぉ。 さてさて萩原朔太郎の「猫町」にあるでしょ? 「その頃私は、北陸地方のKといふ温泉に滞留して居た。」って。そ…

ひよどりごえ?

写真ではわかりづらいですが、この崖はほぼ90度に切り立ってます。其処を毎晩御通りになるんですねー。イノシシさんたち。 この場所はちょっと前までは両脇同様草が緑に生い茂っていました。 もっと上り下りしやすそうな所がいくらでもあるのに何故わざわざ…

あかあか

ベランダの前の朴の木に実がなりました。真っ赤なしかめっ面でした。 種が拾えるといいけど。位置的に川に落ちてしまいそうなので心配しています。 晴れた日は朴の葉の散る音がときおりびっくりするほどやかましい。 見上げていたら空の高いところをノスリが…

唐草唐草

唐草文様は不思議だ。壺の曲面や四角い額縁や、どんなかたちの上でも自由に増殖し繁茂して埋め尽くす。それ自体が命を持っているかのように見るものの視線をその渦の中に巻込んでゆく。 数千年も昔から人は唐草文様を描きつづけてきた。人のDNAのなかには…

ふしぎな物体

なんてきれいなレモンイエロー。 犬走りにおちていた、これは蜂の巣。 夏のあいだせっせと働いていた蜂達はどこへいってしまったのか。 打ち捨てられた寂しい空巣。ツワモノどもが夢の跡。 この爽やかな黄色のカプセルもぐりこんで眠ってみたい。

蘚苔類の勝利

蘚苔類は何も欲しがらない。肥料はいらない。日光は多少嬉しいが、日陰も別に厭わない。水はさすがに必用だけれど、なければカラカラになるまで我慢する。ささやかなお湿りで忽ちツヤツヤの緑にもどる。蘚苔類はあくまで控えめだ。 ある日、林道のアスファル…