やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

熊の出る散歩道

緑の中の小川,木の橋 晴れ間が見えたので。ちょっとお散歩。 玄関から50メートルも行かないところに、山火事注意、の立て看板があります。続いて熊に注意、当地でのワラビ、ゼンマイ、、石楠花等の採取禁止、等等看板が並んでいます。そこを過ぎて川沿いに…

窯出し です。

窯の扉を開ける 今日は窯出し。窯の中はまだ67℃と、やや熱いので、もう少し冷めてから出し始めることにしましょう。 あまり急激に冷ますと冷め切れの恐れがありますので。 これまで何百回窯出しをしたかわかりませんが、毎回ドキドキします。 心臓に悪い。 …

静かなる戦場、地衣類の王国

静かなる戦場 母屋と仕事場の間の日当たりの悪い湿った中庭。家の周りは雑草の王国だが、ここだけはシダ類,苔類が死守している。 なおかつ、その領土を簒奪せんものと、ゼニ苔はじわじわと匍匐前進を進め、春には一世を風靡していたムチゴケの一族を容赦な…

梅雨入り

龍の棲む淵 梅雨寒という言葉がありますが、そのとおり、やや肌寒い昨日今日です。雨もよくふります。先週末は警報が出るほどの大雨でした。 今年こそは庭をもっと手入れしようと思っていたのに、雨で家にこもっているうちに雑草が生い茂って取り返しのつか…

晴れ間が見えて

蜘蛛の巣に露 大雨の予報で心配していたけれど、晴れ間が見えてきました。 蜘蛛の巣に雨粒が。真ん中の黒いのは古い竹の葉、かな? 蜘蛛の巣になほ露の玉華厳蔵 おるか(句集青花帖) 華厳の世界は光の世界です。煌く首飾りの無数の宝玉がお互いにお互いの光…

なんと大胆な!

なんと大胆な! ふと足元を見たら、おっと!おどろいた。踏みそうだった。玄関先で何してるんだ?斬新なデザインの戦闘機みたいな蝶。 実は昨日から、我が家の玄関前では天狗蝶が大発生しております。 怖いくらいの大発生だけれど、水を打ってやると、素直に…

美しき石垣

ゆきのしたの石垣 石垣の岩の隙間から花を掲げて、大群落を成している、ユキノシタ草。 虎耳草とも書きます。葉っぱのふくふくした感じが猫科の耳みたいだからでしょうね。 鴨足草とも書くのも葉っぱの模様に注目したのでしょう。 花は、その形が大の字に似…

午後のお茶 初夏焙茶

冷たいお茶の欲しいころ 俳画を届けに上がった加賀棒茶製茶場のカフェでいただいたお茶。 初夏焙じ茶、と、いうんですって。水出しの冷たいお茶に小さなトマトとオレンジが一切れ、そしてミント。ほのかにフルーテイーでおいしい。 お菓子の銘は水無月。にわ…

今月の俳画

牡丹に蝶の絵 古九谷の大皿には、さまざまな牡丹が描かれています。いかにも古九谷らしい豪華な色絵が多い。 今月の表紙のところでも書きましたが、牡丹に蝶の文様は吉祥の含みがあるのですね。 そういうわけで牡丹を描こうと思うと、仕事柄つい、あの皿この…

花頸の

百合開く 活けようとして、うっかり落としてしまった百合の蕾。 手にとると固く、しっかりしていて、蛹か繭のようでした。それが三日前の事。 盃にいれておいたら、仄かに赤みがさして、今朝は、あえぐようにほころび始めました。 こんな状態でも咲かねばな…

六月の表紙 牡丹紋様の器あれこれ

花の王の器 北陸の、このあたりでは今、牡丹が咲いています。うちの庭は日当たりが良くないので牡丹は無理かなと、芍薬を植えているんですけど、やはり、どうも元気がなくて心配しているところ。山芍薬は大丈夫なんですけどね。 牡丹は花の王とも言われ古九…