やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

上絵の窯を出しました。

赤絵、色絵 上絵の窯を出しました。 天地のうららや赤絵窯を出づ 水原秋桜子 上絵の窯を出すときは必ず思い浮かべる俳句です。「うらら」「うららか」、は春の季語ですが、この句の、新しく生まれた器達を寿いでくれる響きが嬉しくて、一年中思い浮かべてい…

染付ランチ 今日も雨。梅雨とはいえ、二週間以上も連日雨が降るなんて、あまり記憶にない湿っぽさです。 食欲もないので簡単に、ニョッキとサラダ。家で使っている器は、窯切れしたり、発色がいまいちだったり、多少残念な器達なんですが、使う分には十分な…

初桔梗

白桔梗薄紫に翳りつつ 夏草に隠れてしまいそうな白桔梗。雨の中で弱弱しく咲いています。 雑草はむしっても毟っても生えてくるのに、名前を知っている花は、いつの間にか消えてゆく。白桔梗も、今年はこれ一つしか見られないのかな。 白桔梗うすむらさきに翳…

白南風

カレー・ランチ 久しぶりの晴れ間。雨の二週間の間に思いきりのびのび育ったドクダミや羊歯など夏草に通り道をつける予定です。用水にたまった小枝や木の葉も片付けないと怖いことになりそうですし。 肉体労働の予定なので元気の出そうなカレー・ランチです…

私の終活

七月は、 七月は私の誕生月です。冥土の旅の一里塚でございます。 そろそろ終活なるものをやろうと思い立ちました。さてなにをしよう。 もともと身の回りにそれほど余分なものはありません。お金がないので。 全てを捨て去って、さっぱりした気分は、きっと…

大雨の後

大雨の後 玄関の前に、合歓の花。優しい色があわれです。 象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉 芭蕉翁は、奥の細道に、象潟の風光を、松島に面影が通じているとしながら、「松島は笑ふがごとく象潟は恨むがごとし」「寂しさに悲しみをくはえて、地勢魂をなやます…

七月の俳画 巨大雨蛙

七月の俳画 いやはや、はじめに雨蛙を描いちゃって、その後で蓮の葉を足したのですけど、どう見ても雨蛙が巨大すぎですよね。 雨蛙の明るい緑に金色アイシャドウの瞳は、好きなんですけど、こんな蓮の蕾の大きさのがいたら、さすがにコワイでしょうね。 ハハ…

七月の食卓

七月の食卓 七月の食卓の写真はここ数年、素麺などさっぱりした麺類でしたので、今回はちょっと気分を変えてリングイネと鰻の一皿。 ソースはどうしようかと、考えましたが 、重くなりすぎないようにあっさり塩コショウとひまわりオイル。トマトはポン酢と麹…

甘草の花

雨の中、藪甘草の花 「夢はいつもかへっていった やまの麓のさびしい村に 水引草に風が発ち 草ひばりのうたひやまない しづまりかへった午さがりの林道を 」 立原道造詩集 「萱草に寄す」 その林道には野甘草やキスゲやユリ科の甘草の花花も咲き乱れていたこ…