2008-01-01から1年間の記事一覧
これなーんだ?新種の山椒魚ではございません。 ユタンポ・カヴァーの赤いボンボンに御執心なので、つい…。 ミケもまんざらでもないのか、しばし、うっとりしているかのようでした。(そんなわけにゃーだろ!ガルル) 其角の句に 猫ぬすむ幾黄昏を行き返り …
冬至も近い冬の日は家の中まで滑り込んで、思いがけない所に影を落とします.はかなくうつろう光に、冬木の影が痛いほどくっきりうつっている。私は木漏れ日がすきで、コレクションしています。真冬の木漏れ日は特に好き。 スケッチブックに落ちる木漏れ日を…
枕草子に「木の花は濃きも薄きも紅梅」とあります。梅が大陸から到来して、そんなに間がない万葉時代は梅を詩歌に作るのがお洒落だったそうで、万葉集には桜の三倍近く詠まれているとか。ぎゃくに平安時代は国風隆盛の時代ですから、桜がもてはやされますね…
今にも降りそうな空だったけれど、美術館の茶房へ早めに搬入してきました。冬枯れの公園に白鶺鴒が二羽、鋭く飛び交わしていて、それがひどく寒そうでした。 いつも静かな茶房で、今日は人参風味の中国茶をいただきました。温まりそう。風邪のひきはじめに効…
旅の途中の西の町で、なんとなく目に付いた方解石。重いし脆いし買った後で反省したけれど石が好きなので。 子供のころから遠足に行くと石を拾って帰ったものでした。高価な貴石ではなくて、電気石や草入り水晶とかに妙に惹かれてしまいます。 ピンク・ベー…
アンモナイトの化石の輪切りです。 工芸品のように美しかったのでついフラフラと買いました。福井県立恐竜博物館のミュージアムショップにて。 他に「海百合」の化石もあって、それもとっても欲しかった。海の百合といえばピエール・ド・マンディアルグの傑…
日当たりの悪い庭の片隅に一輪咲いたサフラン。 「クレタの或る王宮の壁に [サフラン摘み]と 呼ばれる華麗な壁画があるそうだ そこでは少年が四つんばいになって サフランを摘んでいる 岩の間にには碧い波が渦巻き模様をくりかえす日々」 (吉岡実 サフラ…
「蔵の屋根に上ったら、時雨。避難だ避難だ!アセアセ!」 そんなに焦らなくても、しぐれはすぐ通り過ぎるよ。ブロンド色の猫さん。 細い水路に囲まれた裏通りの秋。
買ってしまいました.古道具「タユタフ」さんの陳列棚になっていた古い棚。 高野山のある宿坊の下駄箱に、とってもよく似ています。時代がついて、板の端が丸みを帯びている所が好き。染付の蕎麦猪口やら、お皿やら並べてみました。 淡くオイルが塗られてい…
寝坊した私は見なかった、 遊びに来てくれる蝶もいない 霜のやうに蒼ざめてふるえて それでもあなたは咲いたのね 十月の終わりの 白い朝顔
白兵衛です。僕は強くて自立した女性がすきです。 だからどんなにタマさんのパンチをくってもいいんです。捨てられていた僕を仲間にいれてくれたんですから。 でもこんな静かな秋の日には一緒にお昼寝する友達がほしいものです。 見えますか?カマキリさんで…
ただ一羽、枯れ木のてっぺんで光を浴びている大きな鳥。距離的に見て60センチくらいはありそうでした。 孤高というに相応しい気配。凛々しきものは今でも存在するのだな。 数日前にも蒼天へ一気に舞い昇る姿を見ましたが、お名前を知りたいものです。 チュウ…
秋の日はうつろいやすい。こんな日はふっくらお座布団が恋しくなるのニャ。 久留米絣の模様はツバメ。ツバメたち今頃は南の国についたかのぉ。 さてさて萩原朔太郎の「猫町」にあるでしょ? 「その頃私は、北陸地方のKといふ温泉に滞留して居た。」って。そ…
写真ではわかりづらいですが、この崖はほぼ90度に切り立ってます。其処を毎晩御通りになるんですねー。イノシシさんたち。 この場所はちょっと前までは両脇同様草が緑に生い茂っていました。 もっと上り下りしやすそうな所がいくらでもあるのに何故わざわざ…
ベランダの前の朴の木に実がなりました。真っ赤なしかめっ面でした。 種が拾えるといいけど。位置的に川に落ちてしまいそうなので心配しています。 晴れた日は朴の葉の散る音がときおりびっくりするほどやかましい。 見上げていたら空の高いところをノスリが…
唐草文様は不思議だ。壺の曲面や四角い額縁や、どんなかたちの上でも自由に増殖し繁茂して埋め尽くす。それ自体が命を持っているかのように見るものの視線をその渦の中に巻込んでゆく。 数千年も昔から人は唐草文様を描きつづけてきた。人のDNAのなかには…
なんてきれいなレモンイエロー。 犬走りにおちていた、これは蜂の巣。 夏のあいだせっせと働いていた蜂達はどこへいってしまったのか。 打ち捨てられた寂しい空巣。ツワモノどもが夢の跡。 この爽やかな黄色のカプセルもぐりこんで眠ってみたい。
蘚苔類は何も欲しがらない。肥料はいらない。日光は多少嬉しいが、日陰も別に厭わない。水はさすがに必用だけれど、なければカラカラになるまで我慢する。ささやかなお湿りで忽ちツヤツヤの緑にもどる。蘚苔類はあくまで控えめだ。 ある日、林道のアスファル…
枯葉色の夜の客。 18センチもありました。窯詰めを終わった10時半ごろ、仕事場の前の犬走りの上にひっそり降りていました。 カメラを向けると不器用に大きな翅を引きずって這い出します。ボードレールの詩の「アルバトロス」みたい。「詩人はあほうどり…
裏の山からススキも採ってきたし、超簡単お月見団子もこさえたし、さぁお月様をまつだけです! お月見団子はシナモン風味にしてみました。 窓の外に後姿をのぞかせているのは外猫の女王タマです。
この町には萩の寺と呼ばれているお寺があります。ちょうど萩の花が盛りになりました。咲きながらもうこぼれている萩の花。寺の門の外も白い萩。庭も白萩の波です。 道路を挟んで向かいに感じのいいギャラリーがあります。その名も「ギャラリー萩」。そちら側…
A cat fishes a catfish . (猫) ナマズさんおいで、こっちの水はあーまいぞ。お髭のお手入れご一緒に、どう? (ナマズ) 猫さん最近地震が多くてわしら嫌われ者ですわ、とんだ濡れ衣ですわ。 (猫)ナマズさんの白身の潔白は信じておりますとも。さぁさぁこ…
北陸の川にワニ発見! 折れた竹の陰で川下をじっと眺めております。 どこからきたのかワニ君。
お隣のおじーちゃんからまだ青いツクバネをもらいました。山仕事のついでに採ってきてくださったんです。葉の落ちる頃には実が真黒くなって、お正月に羽子板で突く羽根にそっくりになってかわいいの。 葉っぱに虫がついてたりするけど、わたしは自然に生えた…
野山に自生している蘭が好きです。 洋蘭のように派手なものは無いけれど、個性的でおもしろい。蘭の品種は本当に数が多い。それはこの植物が常に環境に適応しようとせっせと努力するからです。蘭って進取の気性に富んだ植物なんですね。進化の前衛にいるから…
涼しくなったら、あれもしようこれもしたいと色々考えていたけれど。今日は処暑ですってね。暦の上では暑さもそろそろおわりになるころだそうです。 確かに北陸はこのところ少し秋めいて来た感じ。シュウカイドウが咲きました。 そんなわけ(?)でちょっと…
きょうも伊勢丹のお茶の器展の準備。こんな風なものです。 秋のイメージの汲出し茶碗と祥瑞抹茶茶碗 などなど。 これにもうひとつ大きなものを足してほしいということで、何にしようか考えています。
すこしすごしやすくなったかとおもったら、もう風邪ひいちゃいました。九谷焼美術館の茶房に搬入の日だったのに。 この茶房古九谷は、静かでとっても美味しいお茶が飲めて、すきな場所です。今回は「飾る」というテーマで装飾的なものをメインに二ヶ月ほど展…
昨日は、秋みたいな風が吹いていましたね。八月ももう半ば過ぎ。これ以上夏ばてしないですむといいのだけれど。ツクツクボーシがしきりに鳴いています。 来月、新宿伊勢丹で開催される「お茶の器展」に出品するもののリストを作りました。苦手な仕事です。し…
楽しみ