やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

冷たくて甘い

曇っていたので、そんな暑いとは思わなくて、普通に仕事していたら、何か変。 家の中にいたのに熱中症かも。 森八のキウイ葛饅頭で一服しました。 蜩が鳴いています。スウェーデンからの旅行者さんに「この音はいったい何‼」と聞かれたことを思い出しました…

歌仙「御代の春」の巻満尾

いよいよ名残の裏に入りました。 先月は 鉛筆立てて倒れる方へ 佐藤 と、寄る辺ないというか、どうせ、先のことは考えても分からないと思い切ったのか。 なるようにしかならないこの世の事情の一句で終わりました。さて、名残の裏一句目は冬の長句。 乗り越…

錦窯、窯出し

、まだ余熱の残る上絵の窯を出しました。 何百回焚いたかわからないのに、窯の上がり具合は、依然として不安なものです。 電気の窯を三層に分けて電流のスイッチ操作ができるので、それに合わせて中身を詰めています。一番上の段はどうしても温度が高くなり…

「ポケットに凍蝶」

戴いた句集。この三月に上梓された、河辺克美さんの第二句集です。 京都伏見にお住いの作者ならではの、いかにも京都らしい四季の折節の句材も魅力的ですが、何といっても特徴は、自在な遊び心でしょう。 神の蛇いそいでますと言ひて消ゆ 克美 愛想もないほ…

俳誌澤  愛媛新聞

今更なんですけど、わたくし、去年句集を出しました。それが思いがけず「星野立子賞」の候補になったりして驚きました。 、私は読んでないけど、新聞に句集評が載ったりしたそうです。 それで、なんだかお恥ずかしい気もいたしますが、送っていただいた句評…

今月の俳画

中々梅雨が明けませんね。 庭に桔梗が咲きました。すっきりした姿が涼し気です。 一輪切って描いてみました。 俳句は 夏草にまぎれ別れの曲らしき おるか 夏野にどこからか風に飛ばされて聞こえてくるピアノの音。別れの曲らしい。 ボヘミアの草原を思い出し…

魯山人展

ふと気が付いたら、福井市美術館の魯山人展が今週いっぱいで終わりになるところでした。 お天気もそれほど悪くないようなので、午前中にサラッと見てきました。 笠間日動美術館の所蔵品がメインのよう。茶室もありました。 魯山人と云えば、須田菁華さんのと…

酸化と還元

七月二日、半夏生 窯出し 窯を開けてみたら、なんだか焼き上がりの色が沈んでる。 どうしよう、明け方四時に1280℃になってそれからたっぷり"ねらし”もしたから焼きが甘いはずはない。 窯が古くなって、還元のかかりが悪いのか、 少し風があったから、ど…