やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

新緑の美術館カフェで

新緑の眩いばかりの公園を抜けて、九谷焼美術館に行ってきました。カフェでいただいたのはジャスミンの香りの中国茶白龍茶です。 豆皿とぐい飲みもずいぶん昔造ったものなので、我ながら懐かしい気がしました。豆皿には気の利いたお茶請けが乗っていたんです…

俳画 木下闇

どくだみの花。五月の緑の中に印象的な白い十字。真ん中の黄色がご愛敬。 またの名を十薬というだけに、薬効があります。匂いが嫌われますが、お湯に放すとその匂いは一瞬で消えますので、よくお風呂に入れてドクダミ湯にします。消炎作用があるようですね。…

筍昆布と白い花

京都のの料亭八百忠様から筍昆布をいただいたので、さっそくお昼にいただきました。 写真中央の小付けに乗っているのですが、暗くてよく見えませんでしたね。 塩分を気にして、なにかと控えめな昨今ですが、こちらのは古典的味わいです。おそらく昔と比べた…

五月の表紙,、新緑のランチ

山々の緑の諧調のまぶしい五月。風の香りの心地良い季節です。庭で三つ葉を摘み、木の芽を採って食事にそえるのも、花を切って、自作の器に活けたりするのも、楽しい。窓を開けて座っているだけで、地球に許されている気がする。 手前の染付の筍御飯のお椀は…

亀軍団

亀さん箸置き 染付のまずは線描。かわいたところでダミ(濃いところ薄いところと塗り埋める)をします。右側の黒く見えるのがその状態です。 その上に釉薬をかけて本焼きをすると、その下の青い色の亀になります。焼かれて一回り小さくなるんです。動物を作る…

白い花のころ 山芍薬、一輪草

山芍薬 日本原産の野趣と気品を併せ持った芍薬。薄紙のような透き通った白は三日と持ちません。写真のように完全に開いてしまえば明日には散ってしまうことでしょう。儚い。 木漏れ日に閉ずるさ知らず山芍薬 おるか 白花延齢草 この花もなかなか増えてくれま…

赤絵金彩、廃園の薔薇

久々に、赤に金彩で描いてみました。お寿司屋さんの湯飲みのような大きなお湯呑みとと小さな杯。模様は薔薇なんです。 九谷焼美術館の金際の間においてある作品もそうですが金彩はキッチリ丁寧なものが多いですね。高価な材料なので、大事に大事に使いたい気…

筍ご飯

これでもかとばかり筍の入った筍御飯。 京都の料亭八百忠さんからいただいた筍。さすがに「えぐみって何のことかしら?」とでも言いそうな貴婦人のごとき筍でした。 贅沢にタケノコ三昧のランチ。 さりながら竹の子御飯というよりは。竹の子に御飯がまぶして…

四月の俳画 新じゃが

新じゃが 新じゃがって芽を出す力が強いんですってね。使い残した小さなジャガイモ、見事に芽を出していました。台所の片隅で、密かにたぎらせるものがあったご様子です。 句は おほ寺の庫裡に音なくくれかぬる おるか 絵を描いてから考えるものですから、い…

四月のテーブル 桜の器

青い桜 メインデイッシュは白アスパラガスです。フランスから空輸で加賀に届いたところ。 半熟卵をトロ~っとかけるのが美味しいんだけど、他の料理してたら普通のゆで卵になってしまったので、急遽タルタルソースにしました。 器は手付き鉢なんですが、写真…

汚れちまった悲しみに

あの純白の花弁が、いまや、…。 しかし、美しいままでいてくれというのは残酷な願いです。 この世にあれば汚れるのも、また一興。 汚れつちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れっちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる 中原中也 中也も、その悲し…

花の日の

北陸もソメイヨシノは満開になりました。美術館の前の公園の、橋の上からの眺めです。屋根の付いた橋なんです。 ソメイヨシノのいかにもその下に死体の埋まっていそうな、狂ったような咲きぶりも嫌いじゃないけれど。 あまりどこでもこればかりで、多少変化…

うちのオガタマと辛夷

うちのオガタマと辛夷 軒に近い。枝が屋根にかかりそう。でも辛夷の花を近々と観察できます。良い香りです。 オガタマの花の眩い白。もくれん科には珍しい常緑の木です。背が高すぎてよく観察できません。 朴の木は今年は少し花が少なそう。ハクモクレンも今…

辛夷の花は天上に

庭の辛夷が咲き始めました。早い。 オガタマノキは満開です。早い! 犬山毛欅の花も見ました。早すぎるッ! 温暖化も急激に進んできましたね。昨今のパンデミックは人の営為を抑えようとする地球の反撃なのでしょうか。ともあれハクモクレン、辛夷、オガタマ…

辛夷の花は天上に

クリスマスローズとイチゲ

とある山中のクリスマスローズの秘密の自生地…、ではなく我が家の庭の風景です。 クリスマスローズって地植えで増えるものなんですね。何の世話もしないのに、年々増えてくれます。その後ろ、蕾の写真を挙げた紫のイチゲです。こちらも毎年じわじわテリトリ…

三月の俳画 春蘭

庭の春蘭は莟がのぞいたところですが、温かい土地ならきっとそろそろ咲き始めるころでしょう。 水墨画の四大画題のひとつですから、もう、見ないでも描けてしまう。 すっきりして品のある花ですね。句は 陽炎や飛天の貌に筆をたし おるか 自分でも飛天を描く…

キクザキイチゲ

我が家の庭に春を知らせてくれるキクザキイチゲ、の紫花。 莟は小さくて、淡い色合いもきれいです。葉っぱも海老茶に赤紫の影が下りたような気品ある色合いですが、何といいますか、いかにも毒草っぽい。 正直なのでしょうね、だって毒草なんですから。 キン…

ヒヤシンス

冬枯れの季節には、身近に生命の気配が欲しくて、ついやってしまいます。ヒヤシンスの水栽培。 「一粒の麦死なずは」じゃないけど一個の球根が崩壊しながら必死で花を咲かせようとしている。残酷なことをしてしまったようで後悔します。でも春ってそういうも…

三月の表紙、雛祭りランチ

温かくなったらあれもしようこれもしたいと待ちに待っていた春三月。 猫のお雛様たちも勢ぞろい。あらあら、三にゃん官女さん方、お魚をそんなところに放しちゃだめでしょ。 磁器のお雛様の最大の利点の一つは、洗えばきれいになることですから、散らし寿司…

たんぽぽ、雪国仕様

冬葉ロゼットの間に太陽の欠片のような明るい黄色。たんぽぽを見るとようやく春が来たとうれしくなります。 御覧の通り茎がほとんど見当たらない。雪国ならではの姿でしょうね。この間まで残雪の下になっていた場所なので。もっと暖かくなるころには茎も伸び…

早春の草花 黄連

庭の隅の小さな流れの両側に、いつの間にかひっそり咲いている白い花。 漢方薬に使われる黄連です。まっ白で細い花弁が線香花火のよう。その通り儚く消えてしまいます。 やはり早春に咲いてくれる一輪草とおなじキンポウゲ科の植物です。この科は毒草が多い…

蕗の薹見ーつけた

春のように暖かな一日でした。残雪も大方消えて、緑の草の芽が愛らしい。 蕗の薹見ーつけた。まだ小さなフキノトウ。摘むには可哀そうかな。 蕗の薹切れば雌花でありしかな おるか ご存知の通り、蕗の薹には雄花と雌花がございます。 写真の蕗の薹さんは雄花…

春の雪。溶けゆく

一晩にけっこう積もりましたが、やはり春の雪ですね。お日様が出るとみるみる溶けてゆく。 植木鉢の上の雪兎と猫も、みるみる溶けて哀愁があります。もう一匹子犬が右側にいるんですけど、目が片方落ちてかなり哀しい姿になってきたので遠慮しました。 猫の…

春よ来いニャゴニャゴ

猫のお雛様たち大集合。 「小さきものは、みな うつくし」と清少納言さまもおっしゃいましたが、たしかにそうかも。 まあ、猫さんは巨大だろうが何だろうが、みなうつくしですけどね。 猫のお雛様たちもパーティーに興奮して、捧げもののお魚を取り落とした…

稲荷寿司の日

今日は稲荷寿司の日なんですってね。もう今では、何の日でもない日というのはあるのかしらと思うくらい、さまざまな○○の日があります。 土用の丑の日のウナギで一大ブームを起こした平賀源内さんも、「こんなことになろうとは!」と、天を御仰ぎになることで…

二月の俳画 節分草

節分草は憧れの花の一つです。北陸では見たことがありません。よく似たハクサンイチゲや一輪草、二輪草は庭にも咲いてくれますけれど。想像で描いたので巨大化してしまいました。 句は、節分もすぎましたが、追儺の句 追ふもののいつか追はるる追儺かな おる…

うなされる…。

畏れ多くも ゴトンと郵便受けに音がして、本が届いた。 差出人のお名前を見てビックリ、瀬戸内寂聴様から。 封筒の中には寂聴様の甥御様の句集が入っていました。 私は詩を読むのが好きです。漢詩も短歌も、もちろん俳句も。 だから、本を送っていただけるの…

二月のテーブル 青い鳥がいっぱい

いつもランチの写真ばかりでしたので、たまに気分を変えようと。お茶の時間。 ちなみにお茶の入っているカップは家で使っている物。入っていないのが未使用、つまり、お売りしているものです。右側のドライフルーツの平鉢も使っている物。 試作品とか、釉薬…

冬木の芽

寒晴れ。そしてあたたか。すごい空の青。 辛夷の花芽は、冬の間、銀色の毛皮のコートをしっかりまとっています。 春になってコートの裂けめから純白の花の裸身をのぞかせるときも、ある日はらりと脱ぎ捨てるときも、言うに言われずエロチック。 山並み遠に春…