やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

白木蓮

白い花の季節 ハクモクレンのなまめかしい白。 この花は、自分の滅びることを知っている。 ヒトが地上に立つよりずっと以前から、 今とそんなに変わらない姿で咲いていたというが 明日には花弁の先に赤茶色の錆があらわれるだろう。 それは、あたりまえのこ…

オガタマの花が咲きました

オガタマの花、良い香り 優しい雨が降っている。オガタマの花も盛りを過ぎたようだ。今年は、あまりに多く花をつけて遠くからでも梢が白く輝いて見えるほどだったから、これを最後に枯死しなければよいがと不安になってしまう。心の弱いことだ。 オガタマは…

裏山でカモシカ発見

かもしか かも 陽光に誘われて、カモシカが、家のすぐ裏手の山にあらわれました。 こちらを眺めても逃げません。しばらくじっとしていましたが、やがて草を食べ始めました。新芽が美味しそうですものね。 黒い釦みたいなつぶらな瞳。おとなしいのね。撫でて…

猫さん

くるなウィールス 山の中に住んで人に会わないから、ウィールスにも感染する心配は、ないだろうとたかをくくっていました。 それが、このところの気温の変化のせいか、今日はなんだか風邪気味。 コロナ・ウィールスに緊張感をもって臨戦態勢の医療施設に、普…

犬さん描いてみました。

ブサイクこそ犬の味 挿絵に犬を、と御注文があったので、ちょっと描いてみました。 ブサイクこそ犬のだいご味ですねー。 パピヨンは、人間が「かわいー!」て言いたいために交配して造り出されたみたいな犬さんですね。彼らには人間にしっぺ返しする権利があ…

椿とつきあう

つらつら椿 藪椿が満開になりました。 木偏に春と書く椿。藪椿は日本の固有種なんですってね。中国では海柘榴と日本海を越えてきた来歴が名前になっています。 藪椿怒る女に触れ開く おるか 椿の如く赤い怒り! 縄文時代から椿は日本人の暮らしにしっかり使…

三月の食卓

お内裏様のいないお雛様 桃の花がまだなので、ミモザ。 北陸の山里もようやく春が近づいてきました。 猫のお雛様を飾ってみたけれど、お内裏様も、三人、いえ三匹官女の二人もいない。 烏合の衆の猫雛たち。 急遽、貝殻雛と土雛を出しましたが、やはりとって…