やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

つくばね

つくばねの実がなりました。 枝にある時はこんな具合なんです。 お正月まで取っておくとその頃にはちょうど羽子板でつく羽のように実の部分が黒くなります。 谷の奥の小高い所に生えています。この実がハラハラ散ってゆくところみたいものです。 10月8日…

水引草

山里に秋は急ぎ足で近づいています。 道路の脇に秋の花いろいろ。水引草の色がとても濃かったので大壺に山盛りにしてみました。 子供のころ読んだお話です。神様が世界中の植物の花を創造しているとき水引草はとても控えめだったので一番お終いになってしま…

頭寒足熱

秋日和かな座布団に坐り皺 おるか 秋の日はまだまだ暑い。といっても、風の通り抜けてゆく部屋の陰はちょっと涼しすぎる。ミケは手足を温めながら昼寝。頭はぎりぎり日陰。 賢い、というべきなのだろうか。せこいような気もする。

プチ・トマトちゃん

おじーちゃんのプチ・トマト、あまりきれいだったので写真を撮りました。 自分で作ったトマトなら、一個づつ小皿にのせて愛しんでたべたいですよね。 ランボーが椅子のクッションからはみ出した藁に、過ぎ去った太陽の残光を愛しんだように、日照時間の少な…

小さな秋

畑の夏野菜もそろそろ終わり。 プチ・トマトの枝を、お隣のおじーちゃんが工房のドアにひっかけておいてくれました。蕪村の句に 鮎くれて寄らで過ぎ行く夜半の門 蕪村 が、有りますが。トマトくれて寄らで過ぎ行く夕方の門でございました。 おじーちゃんいつ…

加賀梨

加賀は人も知る梨の産地です。春の、梨の花咲く夜は一面の梨畑に誘蛾灯が灯って幻想的です。中国の人は梨の花を好むとみえて、あの白い花を楊貴妃の泣き顔に譬えていますね。たしかに山桜のように若葉の中に花房がついて、その葉がまた梨色から紅色までカラ…