やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

新緑の道

この時節の山の朝は黄金に輝いています。 写真の真ん中の薄暗い山道を行くと木には卯の花。その下にシャガの花が咲いて白い花の道です。朴の花が咲くと風に乗ってすばらしく高貴な香りが漂ってきます。あまり美しくてこのままどこまでも歩いてゆきたくなりま…

筍御飯、お茶どーぞ

炊きこみ御飯はさまざまある中、春の筍御飯と秋の松茸御飯は両雄ってとこですね。どちらも大好き。 ところがこのところ、このあたりでは筍は猪に食べられてしまってなかなか手に入らなくなってしまいました。猪はなかなか美食家のようです。トリュフを掘る豚…

今日の花 山芍薬

風の中で山芍薬がさきました。脆い花なのでもうどきどき。ようやく一輪切って青磁の花瓶に活けました。 はなびらの、汝窯の青磁を薄めたような、蒼ざめた繊細さがたまりませんです。 なにかと牡丹と比べられて割を食ってる芍薬ですが、私は芍薬のほのかに薬…

今日の花  紫陽花

白い花の季節になりました。 夕闇に白く浮かぶ花の顔はなつかしい。 さつきまつ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする よみびとしらず 古今集の時代のひとも、この季節は昔の人が懐かしくなったんですね。新緑があまり輝かしいから、かえって哀しくなってし…

今日の花 石楠花

今年の桜もいってしまった。 地面ははなびらでいっぱい。 小川に落ちた辛夷の花弁は少し錆びかけた白。 命あるもののように、岸辺に纏わって、やがて流されてゆく。 裏山の石楠花がさきました。窯場の屋根の向こうに一枝顔を覗かせています。 自分の華やかさ…

パン屋さんメティサージュ

分校の大山桜に会ったついでに、そこからほどちかいパン屋さん「メティサージュ」によりました。 去年このお店がオープンしたので、わたしは家庭用パン焼き器を買わないことにしました。やっぱりプロの仕事はちがいますもの。 地中海の風が吹き抜けているよ…

今日の分校の大山桜

満開です。老木の花こそ闌位。一抹の寂寥感がたまらない。 我が家の枝垂桜も満開なのでついでにUPしておきます。こちらはまだ若木なので花も元気いっぱい。 昨日はこの枝垂桜を見ながら、お隣のバーちゃんやみんなとオットセイさんのすきだったミルティー…

桜の花の満開の下

公園の桜が見ごろになりました。 おや、こんなところに、いちま人形が?! いえいえ お人形さんではありません。可愛い御嬢ちゃんです。ご自分で台の上に上がってくれました。目鼻立ちも整って本当に由緒あるお人形のよう。ちょっとレトロなお召し物がまたい…

今朝の花

貝母の花が咲きました。葉っぱをうつむいた顔(花)にあてて恥らっています。 茎が細くて弱いので、巻髭でやっとつかまり立ちしている貝母。いかにもほっとけない儚げな風情です。それでも毎年着実に地歩をひろげているのは、どこかに強さもあるのでしょうね…

片栗堤燈

猫A 捧げまする!捧げまする!今朝の霜の庭にたった一本開こうとしていた片栗を!プロセルピナ様に! 猫B なに気張ってんの?ひいちゃうね。 猫A プロセルピナさまああぁ!