やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

さくら さくら 俳画その四

さしぐむがごと山門の残花かな おるか 陶硯の海あふれしむ余花のころ おるか さしぐむがごとく小雨にぬれていたのは西国三十三ヶ所巡礼の折に訪れた松尾寺の桜です。 残花は散り逝く中でまだ残っている花のこと。余花は葉がでてからも葉裏などにちらと咲く花…

「さくらさkら」展の俳画 その3

あそびをせむとやうまれけむ 戯れせむとやうまれけむ 遊ぶ子供の声きけば わが身さえこそ 揺るがるれ 梁塵秘抄の中でもよく知られた歌のひとつです。 遊女の歌ともいわれていますが、どうでしょう。 子供の遊ぶ声に、自分もかつて知っていた遊びの動作が甦る…

[さくらさくら」展の俳画 その2

花に棲み花喰ふ鳥に生まれたし おるか このところ寒い日が続いて、はなにはまだ間のある北陸ですが、鳥の声は少し春めいてきました。 仕事場の前にある枝垂桜に、小鳥が時々来ます。花の頃は鳥たちも楽しそうです。うらやましいな、薄紅色の枝から枝へと飛び…

「さくらさくら」展の俳画です。

花の昼うたたねの指甘さうな おるか ぷくっとした幼児の手指っておいしそうですよね。 猫も、よく自分の肉球をきれいにするためだけとは思えない執拗さでなめています。なにか味がするのでしょうか。 ともあれ、ものうい花時の甘そうな指は、乳幼児や肉球よ…

「さくら、さくら」

「さくらさくら」と銘打った展示会しております。 会場はこんな感じ。 桜の花の文様ばかりです。 戸外は風花。昨日今日と、とても寒くてあまりお花見気分にはなれませんでした。 花の句も添えておきましたら、みなさん、そっちだけ誉めてくださるんですよ。…

さくら さくら

さて今度の木曜日24日から加賀市動橋の加賀棒茶製茶場ギャラリーにて「さくらさくら」と銘打った展示会をいたします。 ということで今日は午前中からリストを作って荷造り。 午後から搬入してきました。 わすれものがあったけれど、それは初日に早めに行く…

弥生の空は

か~す~み~か~雲~か~♪ 染付けの風景の上を漂うピンクの物体。こはなにぞ。 手のひらをはみ出すほどの桃色大福(?)です。不定形な格好が生き物みたいでおもしろい。 ピンクって不思議な色ですね。 小舟を追いかける雲にみたててみました 一斤染め、今…