やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

花咲くナメコの木・あるいはナメコの本望

一雨ごとに秋の深まりを感じるこのごろ、摘み忘れた茸の成長は早い。 お天気が悪いからと一日採らずにいると、ナメコはあっという間に成長してしまいます。 7寸(21センチほど)皿の上のナメコは、スーパーで見かけるプチプチかわいいなめこのゆうに5倍…

紀伊上臈ホトトギス

長い間「黄上臈ホトトギス」だとおもっていましたが「紀伊ジョウロウホトトギス」だったんですね。昔は紀伊の国に生えていたとか。 細い花頚がゆらゆらと垂れ下がる姿があやうい。 露霜の中に倒れ付していました。 杜鵑草切りて明日は旅に出む おるか と、云…

猫の神様

我輩はミケ。猫である。 錦窯が冷めるのを待つ間、福井市美術館の熊谷守一展に行くことにした。 猫好きな画家である。猫のほかにも蟻んこも好きみたいである。 ただ、板の上にかなり丹念に一様に油絵の具を塗って削りだすように線を置く描方のなせる技だろう…

みちびき

このあたりで、みちびきと呼んでいる茸です。 少しばかり早めに出るから、他の茸の導きとなる、ということなのか。 それとも、菌輪をなして、点々と生えるところが、道を教えているかのようだからと そう呼ぶのか。 でもなんとなくいい名前ですね。 あじはと…

十月の俳画

そもそも何を描いたか忘れないように始めた俳画のアップでしたが、 それをするのを忘れていました。トホホ。 茗荷は夏の季語かもしれませんが、まだ取れてます。 面白い形といい、食べると物忘れするという逸話といい、なかなか味のある存在ですね。 繊細な…