やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2016-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を!

雨の晴れ間に庭の南天を切って、お正月の花をいけました。 南天は難を転じて幸いにすると申します。 なかなか大変なこの世ではございますが良い方に転がってくれることを祈念しております。 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 転げゆく南天の実につ…

初折の裏

暮れも押し詰まった中、芭蕉の館の連句会には、おりからの「雨にも負けず」連中の皆様がお集まりくださいました。 これぞ,風狂の友! 表の秋から続いて、折立も晩秋の長句。 一枚の田を貪りし小白鳥 上出 白鳥と云うとキレイとか、優雅とか、連想しますが、…

クリぼっち、ですがなにか?

昨夜はクリスマス・イヴ →朝から23時まで立ちっぱなしで窯詰め。 今日はクリスマス → 窯焚き 明日まで。 ケーキを作る暇も買いに出ることも無し。 もちろん、一人。誰と口をきくこともありません。 それが、なにヵ? 昨夜の星はとてもきれいだったし。今夜…

ありがたき朝ごはん

今日の朝御飯。 ながめると、これがほとんどいただきものです。 中央の荷葉型小付けのなかの、お隣のおばーちゃんの絶品大根漬けも、それにふりかけた鰹節も。 紅梅豆皿の緑大根も。 葉っぱ形向付けの、お豆腐は買いましたがその上の味噌豆。佐竹宏康さんの…

今日のお茶一番摘み煎茶

毎月,俳画とその季節の器などを飾っていただいている、丸八製茶場のカフェ実生に、今月もお届けに行ってまいりました。 それなのに、俳画の写真撮るのを忘れちゃったんですけどね。 俳句は 冬の日のキルトに綴る昔かな おるか わりに素直な句のつもり(?)…

12月の表紙

早いものです。もう12月 表紙の写真を撮りました。 変わり映えしないけど、多少は冬のメニューかな。リンゴソースのチキンです。 早く食べたくて盛り付け、焦ってしまいました。

句会の後に

今日は句会。時雨雲の間に怖ろしく澄んだ青が、時々のぞきます。 選句用紙も短冊も筆書きなのがちょっと珍しいかも。 お菓子は山海堂の「猪の子餅」とこの「凩 とても上品な白小豆の餡です。残念ながらお茶は水道水です。 山水は昨夜の雨で濁りが出てしまっ…

森のライトアート 展に行きました。

暮れ早いこの頃,芦原創作の森美術館の光のアートを見に行きました。 光ってふしぎですね。様々な色調の光を浴びるとそれにつけて気持ちも変わります。 戸外の展示も素敵ですが、ちょっと時間が早かったみたいです。 でも、きれい。 山中に窓枠設けられて、…

今日の朝食

このところ、まともに食事の用意をする時間がなくて、 朝は、こんな感じ。 それでも晩秋の光がテーブルに静かにさして。ボードレールも「秋の優しく黄色の光」を詩に書いていますね。秋になると毎年ボードレール読んじゃうんですよね。あーなんてありふれた…

時雨の巻き

今月からまた歌仙を始めました。会場は同じ山中温泉の芭蕉の館です。 毎回私が発句を提出するのが、ちょっと、面はゆいような、飽きたような。 時雨の巻き やはやはとしぐれの蛇体山を巻き 橋本 結論出して北窓塞ぐ 佐藤 トランプが廊下の奥に立っていた 梶 …

今月の俳画

今日は良いお天気です。 窓辺で仕事していると、うっとり日向ぼこ気分。 あたたかき十一月もすみにけり 草田男 という草田男にしては、ずいぶんとおとなしい句がありますが、そんな気分です。 今月の俳画です。 ヤマガラが梅擬にいるところ。 句は 甘き甘き…

十一月になりました

早いものですね。もう十一月。 日本中から出雲に集まった神様は、どんな来年の計画をなさるのでしょうか。 今年の夏の光を集めて、秋の果物も実ってまいりましたね。 と、いう分けで、今月の表紙は果物を盛った大き目の器です。 お料理している時間がなかっ…

今日の紅茶はハロウィーン仕様?

私は猫さまがだいすきです。 猫様に翼があったら、それこそ天使!か、と思ったんですけど。 なぜか、なにやら邪悪な気配。 ハロウィーン仕様になってしまいました。 紅茶は、例によってティーバッグですけど、トワイニングのレディー・グレイっていうお茶。…

今日の紅茶はピアノの上で

秋の日のヴィオロンのひたぶるにうらがなし… 堀口大学訳のレトロな味がほんとに、うらがなしいですね。 窯出しの前のエナジー・チャージに甘い紅茶とクッキー。 いつものティー・バッグのお茶ですけど、クッキーは神戸のお店、ドイツ語かな。読めない名前の…

青頭巾

日本三大毒草というと筆頭はます、トリカブトでしょうね。 古来から知られる猛毒です。しかも各地に自生しているので、ミツバチがうっかりこの花の蜜をあつめちゃうと、毒ハチミツができてしまうそうです。 ミツバチはへいきなんでしょうか。 フグの刺身みた…

満尾。  最後の句

今回の歌仙もついに満尾となりました。 挙句は館長さんからの一句 鉄路はるかに春の虹たつ 平井 をいただきました。 花の定座の花嫁をうけて、はるかな旅たちを寿ぎつつ、歌仙でめぐってきた来し方行く末も思わせる付けということで。 発句の次の第二句を館…

十月の表紙

もう秋だ! しかしなぜ、永遠の太陽を嘆くのか! と、毎年、秋になると、ランボーのこの詩、「もう秋だ!」を口走っているみたい。 あっというまに去ってしまった九月! 十月は死ぬほど仕事しないといけないみたい。 さて十月の表紙の写真を撮りました。栗ご…

朴落葉

やっと晴れ間が見えたかと思ったら。またすぐ翳ってゆく北陸の日。 ベランダにいつの間にか朴落葉が堆い。 もう秋なんだな。 碧落や影に遅れて朴落葉 おるか 「碧落」はあおぞらのことです。 石川啄木に 不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて 空に吸は…

倒壊現場

降り続いた雨のせいでしょうか、 家の裏の古い土蔵が倒壊しました。 かなり大きな音がしてものすごいホコリが立ち上りました。 小さな土蔵でこうなんですから、土砂崩れとか災害は、どんなにすごいのでしょうね。 すべては変わってゆきますが、少しづつ、こ…

歌仙「初茜」の巻、満尾

今年の一月に始まった歌仙「初茜の巻」 今月でめでたく満尾となりました。 それでは名残の表の続きから 先回は九句目、こういう句でした。 宇宙への無限の旅や夢枕 松浦 お茶漬けの味こころに沁みて 平井 宇宙への旅も、あたかも邯鄲一炊の夢ごとく、我に返…

九月の表紙

ホームページの表紙は、いつも昼食の写真なので、たまには変化も欲しい、と思い、 時間は早いけど、晩酌メニューにしてみました。 それでも、あんまり変わらないのはなぜでしょう。 ともあれ、九月の月を待ちながら一献の気分を楽しもうと思います。

今月の俳画

もう九月。暑いことは暑いけれど、夕暮れが早くなってきましたね。 木々の葉はまだまだ青いとは言うもののやや硬くなってきたことが風の音で分かります。 秋風の音です。まさに古今集秋の部一番の 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる…

今日はコーヒー

うう、テーブルの上が汚い。 なにか、書こうとすると、すぐこのありさま。 誰でもそうだろうと思いますが、記憶の中にある名言みたいなものを引用すると、その出典を調べるのが一苦労です。 ネットで調べられるのは、限られていますし、いらない情報が多すぎ…

朝市で買った花

ついでなので、山中日曜朝市で買ったお花もアップしておきます。 素人の文字通り投げ入れですが。花が新鮮だからきれい。 オリンピックも終わるし、秋も、もうそこまできていますね。

今朝のお茶

今朝はちょっと早起きして(私としては)、山中温泉の日曜朝市にいってきました。 お目当ては初秋の花とシフォン・ケーキです。 ついたのは7時前でしたが、ほとんど終わっていて売れ残りという感じでした。 それでも矢筈芒と小ぶりな鶏頭などが買えてうれし…

今日のお茶 立秋すぎて

立秋を過ぎても暑い日が続いています。 今日は九谷焼美術館のカフェに搬入のついでに、ちょっと一服。 白毫銀針という福建省の白茶です。 涼しげなしつらいが素敵だったので写真を撮りました。 グラスでお茶をいただくのも良いものですね。 小皿は私の作った…

ディープ金沢散策

石川県立美術館でビアズレー展が開催されています。 小学生の時に初めて見て衝撃を受けて以来、良くも悪くも忘れられないそんざいです。 それにしても当時の本の装丁はきれいですね。 夭折する人の作品って、独特の気配がありますね。 スタイルの完成する前…

今月の俳画

青鬼灯 鬼灯の花は白くてかわいいですね。あまり目立たないので、気づかずにいましたら、いつの間にか実を結んでいました。 植物はひそやかにその営みを進めています。 草市や日照雨の針のふる中に おるか 日照雨はそばえと読んでくださいませ。日照雨の明る…

土用の丑の日

土用の丑の日は「う」のつくものを食べると良いんですって。 さっき「うどん」を食べました。ほかに「う」の付くものはないかと家の中を見回して…。 これでどうだ 龍果。りゅ「う」→ドラゴンフルーツ。ちょっと苦しい? え、ウナギは食べないのかって、ハハ…

八月の表紙

今日も暑かったですね。 夕方になってベランダに打ち水しました。 八月の表紙です。あんまりかわりばえしないけど。多少カラフル?