やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

秋の実り、その2

イメージ 1

昨日お野菜をいただきましたが、今度は果物いただきました。

ピカピカの柿とミカン、秋の色ですね。温暖化のせいか、北陸でもこのごろミカンが良く生るようです。

染付の
大皿は須田菁華窯から独立してすぐのころに作ったものです。口径40センチほどあります。

我ながら硬い仕事で今見ると「青いのう」ってかんじですが、若い時はこういうのもやってみたかったんですよ。肩に力はいりまくってますね。

逆に今では、できません。だいたいお皿が重すぎて描き終わるころには絶対腱鞘炎になってるし。

今は、もっと自分自身からも自由になりたい。自在になりたい。

  神去出(からさで)や青き菊花を皿の底  おるか


神去出神事は出雲に集った神様たちをお送りするお祭りです。菊花と季重なりみたいですが、お皿の底に描かれた染付の花なので、あまり知られていない季語とあわせてみました。
 あまり知られていないとはいえ、神去出は大切な神事ですけどね。奈良の御祭の深夜の渡御と似た神秘的な雰囲気です。