やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

ブループリント

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 加賀市ギャラリー実生で、いま堀江美佳さんの個展「こだまする」がひらかれています。
せんだっての日曜日、ブループリントのワーク・ショップがあったので参加しました。

サイアノタイプという19世紀の写真技法です。太陽光で感光する、その青がとてもきれいです。

当日はお天気も良く、薬品を塗った紙はみるみる青く変わって、意外に手軽で楽しかった。

秋の、とある一日の光を 紙の上に留められたような気がしました。

加賀棒茶の茶園で摘ませてもらった葉っぱが素材になっております。

できあがったブループリントの上に後で墨と絵の具でちょっと描きたしてみました。
ふつうに色ものるようですから、画面の表面処理に素敵かもしれません。
俳画を書いてる癖でしょうか、字を添えたくなってしまうんですよね。

アルファべを添えたかったので、俳句ではないけど。

「さわやかな茶園に入った、時は木々の葉の間の空の文字盤を苦もなく滑りぬけ…」といったところ。

お茶ノ木はかなり刈り込まれていたので、小さな木とわざわざ書いてしまったけど、文体的にしつこかったとはんせいしてます。