2019-01-01から1年間の記事一覧
開き乱れる紫陽花の、谷底へとくずれる …かのように見えますでしょ? 実は、ベランダからの眺めです。 手前におかめ紫陽花、下に白い紫陽花アナベルとピラミッド紫陽花などなど。 紫陽花は挿し木で良くつくので長い年月の間にさまざまな品種をそうやって増や…
「ぶどうやさん西村」のすぐ近くに牧場があります。moomoo牧場、平松牧場です。牛さんがのんびり草を食んでいる姿が見えるのですぐわかります。 こちらは搾りたての ミルクで作ったソフトクリームやジェラートが人気ですがヨーグルトもとてもおいしいんです…
梅雨の晴れ間の山中温泉芭蕉の館 歌仙御代の春の巻 名残の表後半です。 先月は 七句 踊り子の時に寂しき顔をして 西 の句で終わっています。盆踊りの踊り子で、秋の句です。さて、付けは 俄に増えるうすばかげろう 梶 盆踊りは亡き人も交じって踊るもの。そ…
加賀は味どころ。由緒ある高級旅館や、料亭のお料理のおいしいことは、いまさら云うまでもありません。 ここでは、わたしでも手に入る、あまり知られてない小さな、お味の名品をちょっとばかり御覧に入れましょう。 その一。「ぶどうやさんのぶどうジュース…
調べものをしようと図書館に行ったら、何と休館中! せっかく山を下りたのに、ただ帰るのもつまらない。お隣の美術館に寄りました。 二階の茶房の新メニューに目が留まりました。紅茶のスパークリング?! 御覧の通りとてもきれいです。ガラスの急須の中では普…
家の周りの緑があきれるほど美しい。 今月の俳画は、家の前の道を川の上流の方へ向いた眺めです。小さな橋の向こうは深い淵になっています。 句はホームページと同じです。 青嵐一つ願ふのなら翼 おるか 翼があれば、飛んでいきたいところがあるのですが。 …
加賀の名湯山代温泉は今日、明日と菖蒲湯祭です。 立派な菖蒲をいただきました。やはり旧暦の方が自然と調和してるようですね。五月の端午の節句にはまだこれだけ成長してませんもの。ヨモギも大きい。今年も無病息災でいられますね。 菖蒲湯の後、一茎、枕…
穏やかに晴れて、それほど暑くもない、梅雨入り前の、今日という日。 さまざまな緑が、それぞれに輝いています。 今月のテーマは「楽しい水辺」です。イギリスの童話に、そんな名前のお話がありました。カエル君や川鼠君の活躍する、やや地味な物語ですが、…
庭の朴の花がさきました。 二階に近いので、窓を開けると香りが流れ込んできます。 天上の香りです。 何はなくともこの香りだけで、すべてを肯定したくなります。 今夜は窓を開けて寝よう。 潤低に谺さまよふ朴の花 おるか 潤低は谷底のことです。普通に「谷…
午前中に、拙宅で句会をしました。 朝の新鮮な光の中に緑が一入かぐわしい。鶯の歌もかなり上手になってきました。 おっと話が長くなってしまいました。 その時、頂戴したお菓子「花菖蒲」を夕方になって食べました。 加賀市山中温泉のお菓子屋さん「山海堂…
大寄せの煎茶会がありました。 私も以前習っていた「花月庵流」という売茶翁の流れをくむ流派です。 香煎席、本席 点心席と回ります。お茶もお菓子も、それはお心入りでございました。 どの席も季節の青葉若葉の趣向でさわやかでした。本席には文房飾りもあ…
不吉といわれる竹の花がさきました。 確かに、禍々しい気配がします。写真はベランダの下にはえているものですが、すこしはなれた 中庭の竹も花をつけています。周期的なものなんでしょう。 この竹は、加賀の金明竹と呼ばれる、黄色に緑の縞の入った瀟洒な品…
麗しの五月、山々の緑がこれでもかとばかり綺麗。 さあて歌仙「御代の春」の巻もなごりにはいりました。それにしても虎屋の最中思い出しちゃうな。 先月の初折は花の定座のあと、春の句で終わっておりましたので、無季の長句をおねがいしました。 十二句目は…
滋賀県の伊吹山は関ヶ原を見下ろす位置にあります。さまざまな歴史をながめてきたことでしょう。 古来から薬草の多い山として知られています。イブキ○○と名のついた植物、つまり固有種も多い。 伊吹麝香草もそのひとつです。麝香というだけあって、奥ゆかし…
「畑で大きくなっちゃって。」と、手渡してくださった花束。明るい色調がこの季節の光の塊りみたいです。 春菊って、こんなきれいな花が咲くんですね。香りは勿論春菊の香り。 水揚げのため切り戻した茎が流しの三角コーナーに一杯ですが、何の違和感もなく…
昨夜、ちょっと遅くまで仕事したせいか、目がさえてねむれませんでした。 それで、なんとなくピアノを弾いていましたら、ふいに母のことを思い出しました。 私の下手なショパンのノクターンで、母は泣いてくれたんです。 それからあとは、 死ぬときには一生…
家から川沿いに少し歩いたところに、三本の欅の木があります。 欅の若葉は明るい色調で木々のそれぞれの若葉の中でも目立ちます。 夕暮れ、散歩していたら、根本はすでに暗かったけれど、夕陽が梢に残っていました。 鉛筆でちょっとスケッチ芯てみたけれど闇…
五月晴、やや涼しい。 ニュースでは各地の混雑ぶりが報道されていますが、ここは静かです。川の音と鳥の声。 先日カワセミをみました。鶯はあまり鳴きません。小鳥たちは巣作りに いそがしそうです。 そして、山菜採りのシーズンです。
連休中はびっしりお仕事!の、つもりでしたが、気ばかり焦ってあまりはかどりません。 気分転換に九谷焼美術館へ行って、呉須赤絵などサラッと眺めて、カフェに入りました。 良いお天気だったのでテラスで中国茶をいただきました。 公園の緑を独り占めです。…
晴れたので山水を汲みに出ました。 山道を風が渡る。何か、花の香り。 緑と金に輝く風です。 ランボーの詩「黄金時代」をおもいだします。詩を怒鳴りながら山道を行きます。熊よけ です。 この詩についても、ほぼ毎年書いてますよね。拙訳も毎回のことですか…
しとしとと冷たい雨が降り続いています。 「こんなに寒いわけはない。気のせいだ」と思って我慢してたら風邪ひきました。 頭痛がするのでゆるゆる仕事しています。 新緑がきれいです。 赤絵のトカゲも目を潤ませておりまする。 世間は改元のニュースで盛り上…
雨に新緑が滲むこのごろは、。白い花の季節でもあります。 辛夷やオガタマはもう散ってしまいましたが、白い椿はまだ残っています。 その下に山芍薬、白花延齢草、稚児百合。雑草の花もよくみるとかわいい。セントウソウ、ナルコユリ、繁縷だって端正な花で…
「いっぺん挑戦してみっか!]といった乗りで作った青磁の花瓶。 片手間にできる仕事ではないなと思ったので、以後焼いたことはありません。 長いこと使っているので、それなりに愛着もわきます。 綺麗な色ですね,青磁というものは。 雨後天青、雨の後の空の…
お花見で忙しい時節柄、お集まり下さった連衆はわたしも含めて五人とやや寂しいながらも、楽しく歌仙を巻きました。 先月は初折の裏六句目 ひととき回る勝独楽の恋 弘美 という秀逸な恋の句で終わりましたので、こんかいも恋の句をつづけます。 七句 指きり…
花冷え、と云うにもほどのあるこのところの寒さ。 とは言え庭の植物群は次々と蕾を掲げています。 そして、桜は、終わってしまった。 花の間から柔らかな葉の緑がのぞきます。それはそれで風情ある色彩です。 外は風が寒いので窓から眺めながら散りゆく花に…
今年も一輪草が咲きました。 かわいらしい花です。キンポウゲ科なので、多少の毒性があるとも,火を通せば大丈夫だとも言われますが、、わざわざ食べることもない。 我が家のちいさな庭に春一番に咲いてくれるキクザキ一輪草、あれは、またの名は白山イチゲ…
今日は、加賀の街中は桜祭りです。毎年、葉桜祭と名前を変えた方が良いのでは?という眺めなのですが、今年は寒い日が続いたので花が長持ちしたとか。 葉桜もなかなかおつなものです。残花も、余花もまた風情があります。 このところの寒さは理不尽だと、天…
仕事場の窓から見える枝垂れ桜。今年の花はやや寂しい。 桜と橋の位置関係は、ほぼ上の図のとおりです。 昭和初期の挿絵みたい。説明的なつまらない絵になりました。 真ん中、やっぱりつまらない。 下、花のほか省略。花付きの良くない恨みを絵で解消しまし…
九谷焼美術館に用事があって出かけたら、公園の桜が満開でした。 せっかくですから、二階のカフェから花をめでつつ、お茶にしました。 親水公園とかいう低湿地を利用したらしい公園から、困ったように流れ出している濁った流れには鯉もいます。この季節、川…
手前のトサミズキも賑やかに咲いています。 おがたまの花はそのはるか上空です。 朴の花をキュッと引き締めたような純白の花。 香りも良いのですが,高い所過ぎてわかりません。毎年ある日突然満開になっているんです。 おがたまは、あまり見かけない木です…