穏やかに晴れて、それほど暑くもない、梅雨入り前の、今日という日。
さまざまな緑が、それぞれに輝いています。
今月のテーマは「楽しい水辺」です。イギリスの童話に、そんな名前のお話がありました。カエル君や川鼠君の活躍する、やや地味な物語ですが、なぜか忘れられない。
箸置きに、亀、お魚、と龍がいます。日本では龍は何となく水に縁のある存在のようですね。イギリスでは地下の、宝物とか、火と関連して登場することが多い。
日本では龍はそれなりに敬意をはらわれていますが、向こうでは退治されるべきもの。息が臭いとか、さんざんな言われようです。
自然の猛威の象徴的な存在だとするならば、敬意をもって接する方が、ゆかしい対応という気がします。
下敷きになっている俳画は羊草に
手に掬う水のさみしき走り梅雨 おるか
なまぬるい句ですね。だいぶ前に描いたものです。
表紙にアップする時、句は変えよう。