やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

日々の淡淡(あわあわ)

今月の俳画

ギャラリー実生へ持ってゆく俳画 秋海棠です。 句は 水澄むや水底ながめをるままに おるか 秋の空気も澄んできますが、水もまた澄んできます。「水澄」いい季語ですね。 水底をじっと見つめながら、「ああ、水が澄んできたな、秋だな」などと思う。 自分で解…

十月の表紙

やれやれ、なぜか今までの画像処理のアプリが使えなくなって写真撮るのに苦労しちゃいました。 勝手にヴァージョンアップだかなんだかしらないけど、やらないでくれませんかねー。 ああ、愚痴ってしまった卑しいですね。 ともあれ、こんな写真です。 ああや…

コーヒーのおいしいカフェ その2

この間、小さな町の町家カフェ、フゾンを御紹介しました。 昨日、もう一軒の方に行ってきました。雨上がりの、とてもキラキラした光の降ってきた土曜日だったので、ちょっとだけ遠出したくなったんです。 遠出といっても車で20分くらいかな。滝ケ原石とい…

カフェでコーヒー

美味しいコーヒーが飲みたくなった時、出かけるのは小さな町のこのカフェ。Faisons Cafe and Studioです。 チーズケーキも美味しいけれど、さすがにこの日は売り切れでした。もう一軒、滝ケ原カフェのコーヒーも好きだけれど、そちらは、週末くらいしか開い…

ビル谷間の百合

ちょっと町まで用事があって、人気のない裏通りをあるいていたら、 風に弱弱しく揺れていました。 駐車場の仕切りに。 雑草に交じって、 一輪のユリの花 なんて白いの。 「神は、野のユリをソロモンの栄華にもまして装わせ給う」とマタイによる福音書あるけ…

形起こし

雨です。急に冷え込んで、長そでのTシャツの上にカーディガンをはおりました。もう秋だ。 いつまでも、「夏バテで…。」なんていってられません。 気を引き締めてお仕事いたしましょう。 大雨、台風、地震、と災害の相次ぐこの日本。普段の生活をしていられる…

九月の俳画

今月もまた俳画を描いて加賀市動橋町の加賀棒茶製茶場&ギャラリー実生まで、持ってゆきました。 描いたのは、山道でよく見かけるつる植物です。 実がトルコ石みたいで、とてもうつくしいんです。見るたびに「きれいだな、なんて植物かしら」と思っていたけ…

秋の気配

小さなコンソールの しばらく開かなくなっていた、引き出し。 作家さんが少し削ってくれました。 しばらく光の当たらなかった引き出しの中は、手袋の革の匂いと、 チョットだけ新鮮な胡桃の木の香り。 コンソールになった胡桃の木の生えていた山では、そろそ…

九月の表紙

ちょっと早めですが、九月の表紙。 まだまだ残暑厳しいこの頃、雨が降っても蒸し暑さがますだけ。 食欲がなくて、果物とか前菜みたいなものばっかり食べています。 そんなわけで、そのとおり、オードブルもどきと果物のランチです。たまには大皿お見せするの…

猫さんハリコーシュカ

ミケ様が長逝してから,はや三年。来月には四年目に入ります。 早いものです。これだけ長い間、猫をきらしたことはありませんでした。。 猫様の喉ゴロが聞きたいと思う反面、どんな猫も、ミケ様ほどは愛せない、と思うし。 暇があると、猫の絵を描いています…

応答せよ!大人のスィーツ!

残暑というにもほどがあるこの暑さ! こんなに本格的な夏バテはひさしぶりだな~と情けない感慨に浸ります。 なけなしの元気をふるい出そうと冷たいスィーツ大盛り。 ブッラータチーズにキールのゼリー。 ベランダのハーブ類も息絶え絶えですが、イタリアン…

今月の俳画 芙蓉

立秋を過ぎてややすずしい日がもどってきました。 今日は久しぶりで俳画を描きました。 絵は芙蓉の花。優しい花容が慕わしい花です。 俳句は ゆく夏の葉裏にこもる風の音 おるか 何というか日々何万と生まれる俳句の中の一つ、というか、どうってことない句…

ブッラータ!

加賀は言わずと知れた味どころ。 日本海のお魚は身がしまっておいしいし、石川県は米どころ。ことにこのあたりの冷たい渓流の清らかな水で育っったお米は味が細やかなのだとか。 水とお米が良ければ当然日本酒も美味しい。 ワインが欲しければ、近くのエノテ…

八月の表紙

御暑うございます。 朝、朝食を食べながら世界のニュースを見るんですが、世界中暑いみたいですね。 仕事しようと思うのですが、思うようにはかどりません。 食欲も低迷しているので、ごく軽めの昼食です。 絵皿矢車草です。

行水猫さん

暑くて仕事にならないので、水分補給&休憩。 猫さんも水浴びというか、行水というか、ご満悦のよう。 実は、磁器の猫さんは冷凍室で冷やしてあります。 氷の代わりにグラスに入れれば、ジュースがぬるくならないというわけです。 氷だと,溶けると薄くなり…

ちょっと休憩

朝のパンを買いに出たんです。焼き上がりの時間、10時を少し過ぎたころです。 大通りを細い小路に入ったところで、「なに!この車の数!」 パン屋さんの前に行列ができていました。何でも最近テレビで紹介されたんですって。 ちょっと並んでみました。 し…

マグカップ

マグカップを九谷焼美術館の茶房古九谷に搬入しました。 真ん中に、ミモザ・マグ その他、赤絵撫子、色絵の撫子、蔓薔薇など。 あまり暑くて今日は搬入のあと少しお買い物をしたら、疲れ切ってしまいました。 あ~、やらなきゃならないこと山ほどあるのに。

今月の俳画 芥子

しょっちゅうここにupするのを忘れてしまいますが、毎月俳画を描いて加賀棒茶のカフェ&ギャラリー実生に、かざっていただいています。 七月は芥子の花。 雨後の天覇王のごとく夏の蝶 おるか 庭に黄色い虎みたいな模様の黄揚羽がきました。 あの大雨を生き延…

大雨の後

大雨の後、今日は一転して晴れて暑い日になりました。 川の流れも嘘のように鎮まりました。 激流に、川底の苔やら藻の類がきれいに洗い流されて、 青みを帯びた粘板岩の川底がさわやかに見えます。 滝ケ原石と似たような感じの岩ですね。 昨日は川が溢れない…

大雨!

各地で被害が出ていますが、拙宅の周りもすごいです! いまのところ無事です。 目の前の川とその向こうの崖がちょっとがけ崩れ。 お隣とお向かいのお父さんたちが自力でかたずけていらっしゃいます。 どうぞ、御気を付けてね。

7月の表紙

言いたくもないけれど、蒸し暑いです。 なんだか元気が出ないので、こういう時こそウナギでしょう。アンギラ・ジャポニカ頼み。 午後からは窯詰めで、立ちっぱなしの力仕事ですもんね。 ウナギ散らし、うざく、ウナギ卵とじ、などなど。ウナギ尽くしです。

山羊パンさん

加賀には個性的なパン屋さんがあちこちにあります。 以前フランス人のパン職人さんのお店「メティサージュ」を何度かとりあげたことがあります。 ところが、なんということでしょう。その、メティサージュのムッシュー・ル・ブーランジェ、ご一家が南米に移…

紅一点

朝の夢の名残の中でうつらうつらしていた時、ピロロロ~という優しい声! 飛び起きました。十年ぶりに聞く赤ショウビンの声です。 窓からこっそりのぞくと、いました。朴の木から飛び立って、川の上の電線にとまっています。 写真を撮りましたが小さすぎて、…

今日の俳画

扇面に俳画を描きました。 紫陽花に川トンボ。 句は 吹き変わる風に雨の香ほととぎす おるか このところ俳画を描いているので順次載せてゆくことにします。 よくある、いかにも俳画らしい俳画でしかありませんが、こういうのを描いていると、何となく気持ち…

今月の俳画

加賀棒茶製茶場のカフェ、「実生」へ今月の俳画を届けてきました。製茶上の外壁がすっぽり工事用の覆いに包まれていて驚きましたが、営業中でした。 俳画は、牡丹に蝶。句は 平積みの古書の香苦き走り梅雨 おるか なんだか、絵と句が似合ってないですね。ま…

六月の表紙

雨に洗われて、一際きれいな六月の青空。 今月の表紙の写真を撮りました。翠の季節。朴の葉が、使ってくださいとばかり柔らかな緑をひろげています。 木の葉型の大皿には、いつもながらお隣のおばーちゃんのくださった蕗と加賀名物(?)すだれ麩の炊いたの…

朴の花

二階の窓を開けると,肺を洗われるような香り。 ああ、朴の花が咲いたんだ!目を瞑ってしばし浸りこみます。 香りのよい花はいろいろあります。 早春の沈丁花、前に書いた風蘭や石斛の香り。 花ではないけれど黒文字や青文字の木の香り、ヒノキや肉桂。きり…

石斛の

今年はなぜか蘭科の花々の機嫌が良い。 春蘭が、蘭茶にするほど沢山咲いたし、エビネ、紫蘭、鉢植えのシンビジウムの仲間。 そして、石斛。 他の植物に着生して生きる着生蘭の中で、わたしは、なぜだか石斛が好き。 クリームのような滑らかな質感の白花が多…

葉書俳句

西原天気さん笠井亜子さんの葉書俳句第18号がとどきました。 笠井氏「水は」5句、西原氏「空へ」5句です。涼しげなイラストも素敵です。 新緑の水は身体をすりぬける 亜子 木々の新緑の緑、その輝きは、たとえようもありません。 木々にその輝かしい緑を…

えびねとイノシシ

日本の自生蘭に凝っていたことがありました。 蘭というと華やかなイメージがありますが、日本の蘭は、すっごく地味です。 その上、自然に自生してるくらいだから日本の風土に合っていて育てやすいかというと、さにあらず、気難しいのです。 地植えで機嫌よく…