やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

日々の淡淡(あわあわ)

五月の表紙

緑の季節 染付の器でお昼ご飯。 裏山の筍、やはり頂き物の、季節外れの牡蠣。などなど。 エンゲル係数の異常に低いお昼御飯です。

紫の花、午後のお茶

今日は、母の命日でしたので、母の好きだったレモン・ティーでお茶にしました。 ケーキを買いにイヴェール・ボスケまで行く道の並木の緑が、それはきれいで。 今が見ごろの山藤の花が、風にタワタワと揺れるさまがこの世のものではないみたい。 薄紫はこの世…

こごみ

新緑のまぶしい季節になりました。日に日に変わる木々の緑の色調は、精妙というか、言葉にできないうつくしさです。 今朝は、囀りが止んだかと思うと、あれは、何なのかしら、猛禽の声がしました。 さて、木の芽が膨らむ、ということは、地面の上には山菜が…

散りゆく桜に乾杯!

うららかな13日の金曜日です。 窓の外の枝垂れ桜がはらはら、はらはら散ってゆきます。 大雪で、遅くまで残雪の下だったせいか、木の花も草の花も、一気呵成に咲き急ぎ、散り急いでゆくようです。 明日からはまたお天気が崩れるらしいから、この枝垂れ桜も…

今月の俳画

冷たい雨が降っています。風も少しあるみたい。これで今年の花もいってしまうのだろうな。 さびしい。 今月の俳画、枝垂桜の中のメジロです。花の中を飛び回って蜜を吸ったり休んだり、楽しそうな小鳥たち。ピンク色の楽園の住人達。うらやましいな。最高の…

辛夷の花は天上に

辛夷の花の香り、ご存知ですか? 何とも言えない、 すがすがしい香りです。まさに清香というにふさわしい。 毎年のことですが三好達治の詩を思い出します。 山並み遠に春は来て 辛夷の花は天上に 雲はかなたに帰れども 帰るべ知らに超ゆる路 三好達治 愛誦性…

四月の表紙

この辺りでは辛夷もまだ咲いていませんが。買い物に出たら、道沿いのソメイヨシノがちらほら咲き初めていました。 春は動き出すと早いですね。 気分はお花見です。 ついついあれもこれもとお皿を出してしまったけれど、一人で食べるのにはやや多いな~。

菊咲一輪草

キクザキイチゲ、とも言われる小さな花。 普通は白い花ですが、中には写真のように濃い暗紫色の花頸に薄紫の花をつけるものもあります。 真っ白い花も清楚できれいですが、私は何となく、「毒を持ってます」的な雰囲気プンプンの紫の一群が好みです。 キンポ…

春のことぶれ

大雪で閉じ込められていた期間が長かったので、 植物は大急ぎで春においつこうとしているようです。 日当たりの良い川沿いの斜面に、毎年一番に春を告げてくれるハクサンイチゲの群落が満開になっていました。 毎年この小さな白い花が細い花頸を擡げてくれる…

今月の俳画

今日は冬が戻ってきたみたいに寒い。 でも雪ではなく雨が降っているので実際には寒中より暖かいのでしょうね。体がすでに春仕様になってしまったのかも。 今月の俳画は、ヒヨコさんと蕗の薹です。 荒東風や瞼の裏のほの赤く おるか 春が待ち遠しい。 チャー…

今月の表紙

なんだか今日は急に春めいた雰囲気です。 陽だまりでノラ猫さんが、バターのように溶けて寝ています。かわいい さて今月の表紙は、何となく大雪の籠城気分が抜けなくて、冷蔵庫にあるものでつくりました。 蕎麦粉のガレット、三種。 蕎麦粉は火が通りやすい…

雪解川

大荒れの一日でした。 風がすごかった! 轟々と流れる雪解川に、あわや飲み込まれそうな向う岸の蕗の薹。もったいない…。 小さくて見えにくいですが、蕗の薹の独特の明るい緑色は遠くからでも星のように光って見えますね。 莟とはなれも知らずよ蕗の薹 蕪村 …

煙突が、埋まる!

記録的な大雪で、あちこち大変のようですが、我が家も雪の中。 もう少しで煙突が埋まっちゃいそう! 屋根の中ほどから突き出していて1.5メートルくらいはある煙突なんですけどね。 埋まったら、どうしよう?! 写真の下の方の、雪の崩れたところは。わた…

二月の表紙、春が待ち遠しい

今日はあかるいひがさしています。 立春らしい! まだ寒いけれど、これでもう、雪は勘弁してほしいな。 春が待ち遠しくて今月は、花の模様の器をならべました。 料理は、へへへ、買い物に行けないのでフリーズ・ドライ食品なんです。 冷蔵庫の中にトマトとセ…

氷柱ー2 記録的つらら

先日来の寒波で、成長し続けた氷柱。ついに2メートル越え! 寒いと思ったら,記録的長大氷柱! 雪もまた降ってるし。 どこまで成長するか見てみたい気もするけど、やっぱり寒波も氷柱も、これでおしまいにしてほしい

つらら氷柱

寒かった~! 我が家は普通の水道と山水の蛇口があるんですけど、山水の方は氷りました。 さすがに雪折れも多い。窓の前の金明竹が折れました。竹が折れるってすごい。 そして今朝起きてびっくりなのはつらら! 70~80センチはありそうです。 サーベル・…

今日も雪

昨日、やっと路面のアスファルトが見えたというのに、またも雪。 雪はもういいよー!ああタヒチにでも移住しようか!常夏の国で御みやげ物でも焼いて暮らすの‼ 「ああ夢を見るとはいやしいぞ」(アルチュール・ランボー 地獄の季節) 上絵が焼きあがったけれ…

大雪だ!

目が覚めると、そこは雪国だった。 いや~積もりましたね、一夜にして。 写真中ほどの雪の壁みたいなものは、幅20センチほどのベランダの手すり上につもった雪です。 50センチはありますね。風に飛ばされやすいところなので、他の場所はけっこういってま…

若菜のおかゆ

2018年もはや一週間が過ぎました。 七草はそろいませんでしたが、スズナ他の若菜で御粥です・ スズナ→大根の頭から萌え出る若菜 & 水菜の切り口からの新芽等等。 それと、ちょっと元気が出るように小豆粥。 左上の染付縞紋様蓋つき小鉢(蓋は台所に忘れ…

お正月の花

薄日が差してきたので、庭に出て南天や千両などを切り、 お正月の花を生けました。 これから新年にかけてお天気が悪そうなので、光のあるうちに写真も撮ってアップしておきます。 今年もいろいろなことがありました。 私は少しぼんやり過ごしてしまったと反…

スイーツ・クリスマス・イヴ

北陸はまーまー穏やかなお天気のクリスマスイヴです。 赤いトカゲが匂いを嗅いでいるのは、能登の干し柿で、水牛のチーズを巻いたもの。干し柿を開いてチーズをはさむだけなので簡単です。 青い熊さんが転がしているのがそれです。切る前の。 染付のトカゲが…

蟹ざんまい

北陸の冬の味といえば蟹! 普段は粗食、文無しの私ですが、蟹をいただくこともあるんです! 京都は宇治の料亭「八百忠」さんから頂いた、食べやすいよう丁寧にきりわけられた、至れり尽くせりの蟹さんです。 物々交換?っていうんですかね。曾宇窯のお皿と交…

クロック・マダム

さすがにに師走は忙しく、更新できませんでしたが、昨日は北陸の冬には珍しい、穏やかに晴れた日だったので、ちょっと外出。 古い町の歩道は並木の根っこがアスファルトを持ち上げて凸凹しています。なかなか風情がありますね。こういうのも一種の木の根道っ…

12月の表紙

今月の表紙は、 「クリスマスを待ちながら」と、いうかんじです。 クロックムッシュー、などなど。 真ん中のシチューの入っているカフェ・オ・レ・ボウルがあたらしくつくってみたものです。 マリー・アントワネットの花輪、と名付けました。 修道院に残され…

九谷焼美術館にて

鰤起こしが轟いて、霙が降り出しました。 美術館の二階のテラスに、おどろいた鳩が飛び込んできました。 北陸はいよいよ本格的に冬に入るようです。 今、美術館一階では、「魯山人と初代須田菁華展」が行われています。 前期が12月10日まで、後期は12…

十一月の表紙

早いものでもう十一月。今年ももう終わろうとしているんだ~! さて今月の表紙は、おにぎり、かな。 加賀市の大人気おむすびのお店「銀の飯」のおにぎりです。お米も石川県の新しい銘柄米「百万穀」。 いかにも家族で心を込めて作っております的な真面目一筋…

金時草パープル

グラスの中のこの華麗な紫色は、ワインではありません。 加賀野菜の一つ、金時草のゆで汁です。 臙脂に菫の入ったような綺麗な紫なので、つかの間、色を楽しんでいます。 苦いわけでもありませんが、やや青っぽく、飲み物にはなりませんでしょう。この色を生…

秋の実り、その2

昨日お野菜をいただきましたが、今度は果物いただきました。 ピカピカの柿とミカン、秋の色ですね。温暖化のせいか、北陸でもこのごろミカンが良く生るようです。 染付の 大皿は須田菁華窯から独立してすぐのころに作ったものです。口径40センチほどありま…

実りの秋

うららかな晴天。 どこかへ出かけたくなりますが、、仕事しなきゃね。 お隣の御ばーちゃんからまた御野菜いただきました。清らかな無農薬野菜です。しかも、きれいに洗ってくださるんですよ。 洗ひ上げ白菜も妻もかがやけり 能村登四郎 真っ白な白菜は確かに…

雨の日のランチ(昨日のことです)

どこにも出かけない雨の日は、冷凍のピアディーナで御手抜きランチ。 そして一人で食べるときは、つい本を読んでしまいます。 お行儀悪いですね。母が居たらどんなに叱られたことか。 ま、こんな自堕落が一人暮らしの楽しみの一つかも。 読書もこの頃はオー…