やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

石斛の

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今年はなぜか蘭科の花々の機嫌が良い。

春蘭が、蘭茶にするほど沢山咲いたし、エビネ紫蘭、鉢植えのシンビジウムの仲間。
そして、石斛。
 他の植物に着生して生きる着生蘭の中で、わたしは、なぜだか石斛が好き。
クリームのような滑らかな質感の白花が多いけれど、まれに薄紅色もある。

 石斛は、少彦名の薬根(スクナヒコナノクスネ)という別名があるくらいだから、漢方薬にも使われ、さまざまな薬効があるらしい。
飲んだらどんな味がするかしら、とちょっと興味があるが、素人療法はけがのもと。
花を眺め、香りに癒されるので充分ですよね。

 蘭という植物は、おそろしく進取の気風に富んでいるので、さまざまな環境に小まめに適応し、あざといほどの進化を遂げている。
 しかし、その割に、受粉して種子を残そうと躍起になっている風でもない。
何のためにあれほどの変化をするのか、不思議。
気まぐれな神様の気晴らしってやつでしょうか?不思議不思議。