やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

加賀のカフェ その3 イヴェール・ボスケ

イメージ 1

加賀はお菓子どころといわれます。確かに和菓子のレヴェルが高いのはいうまでもありません。

 ケーキ屋さんもたくさんあります。最近おいしいなとおもったのが、ここ「イヴェール・ボスケ」です。一年位前に出来たお店ですが、私は先月くらいかな、初めて行きました。場所は…うう説明しにくいです。加賀の海岸に向かう林や畑のなかにぽつんと建っているんです。イヴェール・ボスケ(冬木立)という名前のとおりのシチュエーションです。

 建物は落ち着いた雰囲気でまるでずっとそこにあったように、周囲のの明るい丘陵地の風景に溶け込んでいます。
戸を開けると押さえた照明の店舗スペースに、色とりどりのスイーツが浮かび上がってものすごくおいしそう。
 カフェは対照的に外光のあふれた空間で、遠くまで広がる野原や木立が眺められます。

 建築家は堀部安嗣さんという方で、カフェにその方の本が何冊かおいてありました。一見禁欲的なまでにさりげないけれど、感覚の心地よさに細やかな配慮が行き届いて、好きな建築でした。行き届くといえば、このカフェ、カトラリーまで吟味されつくしていました。

     家から多少遠いけれど、たまにドライヴがてら、立ち寄っては、一個づつ、イヴェールボスケのお菓子を全種類食べてやろうと心に決めたのでした。