やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

加賀のカフェ その1茶房古九谷

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私は、あまり外出しません。
家の中で、仕事したり本を読んだりごそごそやっているのが好き。

それでも、たまには気分転換に近くのカフェでお茶します。
行きつけのカフェの条件は、静かで雰囲気がいいこと、お茶やお菓子がおいしいこと、と、まぁごく当たり前のことばかりですけど。

幸いにも加賀にはとても素敵なカフェが何軒かあります。まずは『茶房古九谷」。

県立九谷焼美術館の二階にあります。ミュージアム・グッズもあり、現代作家の器を買うことも出来ます。
 実は、私の作ったものも、ここに置いていただいているので、あまり誉めちぎるのも、なんだか気がひけますけどね。

 天井の高い明るい室内に、いつも静かな音楽が流れ、フランス窓の向こうに公園の緑が広がっています。
 珍しい中国茶が飲めるのも楽しみです。この日は「白龍茶」、丸まった茶葉がほどけてゆくのがあたかも白い竜のようだからこの名前がついたそうです。ほのかなジャスミンの香りがしました。
 実は、昔は「お茶に香りをつけるのは邪道である」などといきまいておりましたが、とても上品でほのかな香りで
『やっぱりなかなかいいものだな」と思ったしだいです。

お菓子は、この季節の「猪子餅」です。甘さ控えめ。
季節のお菓子は毎月変り、お勧めの中国茶も多種多様です。加賀の紅茶もコーヒーもいただけます。
コーヒーは注文すると豆をひいてくださるので、挽きたての味が楽しめます。

その上、茶房のスタッフのお嬢様方がみんなチャーミングで、お茶や植物にもお詳しい方々です。
ちょっとお尋ねすると、丁寧に教えてくださるんですよ。

美術館の展示に寄らなくてもカフェだけでも入れます。
もちろん九谷焼美術館のあちこちに置かれた、スーパー・レジェーラはじめ名作椅子に座ってみてからでもいいですけどね。