やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

小さき物たち

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 枕草子にも「なにもなにも小さきものはみなうつくし」とありますね。清少納言の時代の「うつくし」はかわいいということだった、と古文の時間に習いました。確かに掌に乗るような小さなものでにくらしいものってあるかな、と考えるとむずかしい。
 なにか事情があって、きらいになることはあるでしょうけれど。たとえば超凶暴なハムスターに噛まれてトラウマになっているとか。

 お盆の上の小さな者達の世界。寒くて暗い日はささやかな遊びが心をほんの少し暖かにしてくれる気がします。

 ごろんと転がっているぐい飲み、小さめなんですよ。手前真ん中の木の蓋ものは、岐阜在住の、もず工房河村さんの作品です。世界中の木からそれぞれの色や木目を生かしてかわいい蓋物を作り出していらっしゃいます。みな端材なのだそうです。地球は、たいがい捨てられてしまうような小さな端材にも、唯一無二のこんなにも美しい木目文様をほどこしていたのだな、と感動してしまいました。
 左側奥の蓋物もそうです。一人分の御茶を入れて、秋の夜長の独服の友によさそうです。


 四角いローソクもシックな色調で気に入りました。ほかは、いつものペンダント・トップの猫たちと弁髪正座のお人形などなどです。さぁ今宵は宴じゃ!