加賀の紅葉の名所 那谷寺にいってきました。
芭蕉が奥の細道で「石山の石より白し秋の風」と詠んだ、あの那谷寺です。うららかな秋日和、ほろほろと紅葉した木々と白い岩山。それらを映す池にはハクチョウが、ひまそうに羽繕いをしていました。
那谷寺名物の胡麻豆腐をかいました。
名物というだけに(?)スーパーで売ってる胡麻豆腐よりやわらかく、ねばねば、もっちり、しかも大きい。
ところで以前にも書いたかもしれませんが、芭蕉の句は、滋賀県の石山寺ではないかという説がありますね。たしかにあそこも奇岩で有名ですが、あちらの岩は硅灰岩で、かなり灰色が濃い。那谷寺の岩は白いから、芭蕉の句 はやはりこちらだろうと思ったのです。 ところが今回、那谷寺に行ってみると、岩にかなり苔が生えて、それが暑さのせいか枯れていますし、全体に遠くから見るとなんとなくよごれてみえます。だんだん白くなくなって来てるようで心配でした。
とはいえ那谷寺はいいおてらですね。静かな秋の日の中をあちらの紅葉こちらの黄葉とそぞろあるいて心が落ち着きました。
どの窓も我に固くて蔦紅葉 おるか