やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

紫の花、午後のお茶

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 今日は、母の命日でしたので、母の好きだったレモン・ティーでお茶にしました。
ケーキを買いにイヴェール・ボスケまで行く道の並木の緑が、それはきれいで。
今が見ごろの山藤の花が、風にタワタワと揺れるさまがこの世のものではないみたい。

 薄紫はこの世とかの世のあわいに揺れる色ですね。
母は紫色が好きだった(似合ったわけではない)ので、藤の花や桐の花など紫の花の多いこの季節に逝ったのは、良かったのかな、。

お目当てのエクレア(これも母が好きだった)がなくてちょっと残念だったけれど、祖父母、両親、夫、と質量のない人たちとテーブルを囲めば、ちょっとしたマッド・ティー・パーティーです。

雨が降り出したようです。この雨が上がるころには、庭の紫蘭もさきだすことでしょう。

  仄暗し藤の雪崩るるそのあたり   おるか