やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2016-01-01から1年間の記事一覧

連句、初折の裏から名残へ

月日は百代の過客とはいうもののあっという間に連句も名残の裏に突入しております。 大急ぎでこれまでの展開を書き出しましょう。 初折り裏 おにぎりの丸と三角春爛漫 佐藤 空中散歩してみたくなり 佐藤 沖縄の海に素肌の触れ合いて 西 落暉に染まる自撮りの…

これ、なーんだ?

ながさは7センチほどです。 小さいほうです。 こけしになろうと修行中の小枝? 龍の小指? 答え 姫泰山木の花芯です。 切ったのではありません。この位置でぽろりと落ちるんです。 箸置きにでもしてみたい色と形だけど、きっと土筆に間違えられるだろうなー…

今日は冷茶

急に暑くなりました。 水分の補給にはげみましょう。 水出しの加賀のお茶「内匠」(たくみ)です。 お菓子は若桃もち。半透明の皮の下に萌黄色が透いてみえます。鶯餡かな?と思って食べたら、本当に小梅ほどの大きさのさ桃がはいっています。シャリシャリと…

七月の俳画

梅雨もまだ明けないけれど、七月に入ってめっきり熱くなりました。 暦では半夏生。ハンゲという毒草の生えるころなんですって。いかにも鬱陶しいこの時節の季節感ですね。 紫陽花もまだ咲いてはいてもどこか疲れがみえるこのごろです。 どの径も川へと下りて…

七月の表紙

急に暑くなりました。さすが七月。 やっぱり,素麺と冷やしうどん。

今日の午後のお茶

急に暑くなりました。 拙宅は谷沿いの緑の中ですが、もっと山深い緑もたまには見たくなって、九谷焼発祥の地である九谷村よりもっと奥、杉水町まで行ってカップケーキを買ってきました。 去年できたらしい週末だけのお店です。 吉備津神社の隣です。…写真1 …

里山雑記

ここ数年、「とちの木」という俳句誌に連載してきたエッセーをまとめて一冊の冊子にしていただきました。 「里山雑記」という名前です。 加賀の里山の、あけくれ、つれづれ。 三十部ほどしかないので、自分の忘備録みたいなものですね。 もう少し足りないと…

今日のコーヒー。ブルー・ナイル

今日のコーヒーはアフリカ、ウガンダのブルー・ナイルです。 歌人O氏が手ずから焙煎して送ってくださいました。かなりの強焙煎。 じめじめした梅雨の日に、きりっと苦いコーヒーはまたあいますね。 ああ、去年のアフリカの太陽が! 睡蓮を浮かべて滔々と流れ…

芭蕉の館連句会第二回

連句の間、しばらく開かずの間になっておりましたが、連句は今年の一月から再開しております。 毎月一度の連句会を、楽しく続けて、すでに六か月がたちました。 名残の表に突入しております。 今日のお部屋の床の間には、スカシユリの仲間でしょうか小さく可…

新玉ねぎちゃん

いつも季節のお野菜を下さるお隣のおばーちゃんから、またいただきました。 今年の新玉ねぎです。 本当にうれしいです。それも、こんなにきれいにしてくださって。 赤い網リボンが可愛い新玉ねぎちゃん。なんだか色っぽい! あまり可愛いので記念に一枚。 小…

ミケ様短歌集2

ミケ様短歌集、その2 惜しみ無き他しゃ(chat)への愛と奉仕こそ人のなすべきものと知るべし ミケ 良いお言葉でございます。 chat はフランス語の、猫、でございます。掛け言葉というものでしょうか。 ミケさまはフランス語も聞き齧り齧りなさいました。 ま…

白花好き

梅雨入りも間近の鈍色の空には、紫陽花が似合いますね。 我が家の小さな庭にも、数種類の紫陽花が咲き始めました。白い紫陽花がすきなので、アナベルや柏葉紫陽花等いくつか種類が咲きそろいます。。 紫陽花によく似た、ガマズミやヤブデマリなども混在して…

金沢のお菓子

このブログでも何回かご紹介させていただいた、すてきな茶籠を御作りになる方が、今日は久しぶりに、この山里まできてくださいました。 茶籠新作を拝見しました。来年の個展に向けて、着々と作業を進めていらっしゃるご様子です。すごい。 そして、毎度のこ…

六月の表紙

梅雨も間近の何となく鬱陶しいこのごろ。 アボカド食べて元気を出しましょう。 鰐梨っていう名前も好きだけど。誰もその名で呼びませんね。 名前はどうあれ、おやつによしお料理によし、大好きです。アボカド。

からたねおがたま

呪文みたいな名前の花ですが、今年は小さめの花をたくさん付けてくれました。 からたねおがたま。 グラスのように雨を受けてで、匂いは嗅げなくなりました。 でも甘いものの匂いがするんです。甘い香りではなくて甘いものの香りです。バナナっぽい? 他にも…

ミケ様短歌集

永久にミケ様の執事、おるかでございます。 ミケ様が折々に書き散らかしていらした短歌を少しづつアップして行こうと存じます。 十年ほども前の、ミケ様もまだお若かった頃の御歌でございます。 (人間には)理解不能な点、不適切な表現があるかもしれません…

山菜シーズン

うるわしの五月 山々の緑の美しさはどう表現シテも言葉がたりません。 その翠の山から摘んできたばかりの山菜をいただきました。 蕗とぜんまいですね。薇はしたごしらえに時間がかかるので摘んだばかりではないかも。 有難う大自然。ありがとう、お隣のおば…

五月の表紙

新緑の季節。 村のあちこちに、鯉幟が上がっています。 今月はお菓子とお茶で。 左側、 小さな菓子鉢に柏餅が大きすぎて、ちょっとお化けみたいですね。 お菓子の写真って、案外難しいな。

エビネ蘭復活!

去年のことでしたっけ? 裏庭がイノシシに荒らされたと嘆いたのは。 一時はだめかとおもわれたエビネ蘭が、復活しました。花付きは多少悪いけど、うれしい…。 日本の野生蘭は渋い風情があります。セッコクが個人的には好みですが、風蘭も、野山に比較的残っ…

赤い蜥蜴

蕎麦猪口の草の間を、這い進む真っ赤な蜥蜴。 尻尾が長い。絵付けをする時はこの長い尻尾を棒キャンデーのように握って描いています。。 後姿もチャーミング!?

山菜シーズン到来

日々変化する山々の新緑の美しさ。 花もきれいですが、木々それぞれの芽吹きの色も本当にうつくしい。 一つとして同じもののないさまざまの緑。そしてその香り! 脳内の報酬系が喜ぶ心地よさです。ありうべき環境に近く居ればいるほど、脳内麻薬・ドーパミン…

花を求めて

九州で大きな地震ががあって、大変な思いをなさっている方々がいらっしゃるというのに、物見遊山は気が引けるんですけど、毎年の春の儀式なので、白山の樹木公園に行ってきました。 辛夷の大木に合うためです。桜もすでに散り急ぐ中、畏れていたとおり辛夷も…

わが家の桜

橋の袂の紅枝垂。そろそろ満開です。 お隣の辛夷は、終りが近いので一際高く香ります。すばらしい香り。モクレン科の香りは清涼感があってすばらしいですね。 川岸なので枝が根元より低い所まで枝垂れるのが良いでしょう? 桜も花は一重が好きだけれど、たま…

お花見しました。四月の表紙

午前中美術館の前の公園で八部咲きのはなをみました。 それから帰って,動端の加賀棒茶製茶場ギャラリーへ、ほんの少し搬入し、色紙なども届けてもどりました。 町のあちこちで桜が咲いて、別の美しい町のよう。遠くの山並みも白々と桜があることがわかります…

庭に極楽鳥が来た!

聞きなれない声で目を覚ますとなんと極楽鳥の大群が庭を飛び交っていました。 美しい声で歌いながら、こちらをみると「ハロー」といいました。 さて、我が家の小さな庭の春。 今朝は片栗の花がうつむきながら咲いていました。 日当たりが悪いのか、あまり元…

刺繍の庭と人形たち

グループ展の荷物も無事発送してほっとした一日、仕事に追われる日常とは、別の世界を見に出かけました。 大阪、北浜のレトロビルの一角でひっそりと行われている展覧会です。ビスク・ドールと刺繍の夢のような世界。 写真はお断りとのこで、写真集の一葉を…

夏井いつきさん in 山中温泉

テレヴィで人気の俳人夏井いつきさん、昨夜は山中温泉で句会ライヴをなさいました。とってもたのしかったです。 明るくはっきりした口説で、あるときは辛口、あるときは親しく、人を逸らさない語り口はみずぎわだったものがありました。 写真一枚目は山中温…

絵付けを待つ器たち

漸く春めいてきました。 高島屋さんのグループ展に桜の文様の器を出そうと思っていたけれど、三月三十日からでは東京の花は咲いてしまっているかもしれませんね。 これから、色絵を描かれるのを待っている白い器たち。 薄青い影が春ですね。 このやや翳りを…

今月の俳画

やっと春らしい陽気の日が来たかと思ったら、また寒くなって。 今週末の天気予報はまた雪のマークがついています。 春はなかなか来ないのに花粉症は、きっちり来るというのが理不尽です。 ともあれ今月の俳画。 絵も椿。句も椿であまり面白くないんですけど…

春の午後のテーブル

今日はとても暖かく、春めいたお天気でした。 表紙の写真を撮ろうと、家の周りを食材を求めてさまよったのですが、残念なことに蕗の薹は一個もなく、芹はまだ。 仕方なくスーパーの食材で、遅いランチにしました。一応、能登の浅葱とか独活、福井のイチゴな…