やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2015-01-01から1年間の記事一覧

風雨の後に朴つぼむ

昨日は北陸もかなり風が吹いて家の周りの植木鉢など片付けました。 各地で被害も出ているようですね。幸い拙宅ではなにごともありませんでしたけれど。 青嵐というには強烈過ぎる雨風でした。 それでも、窓の前に朴の莟。先がちょっと開き初めて微笑むが如し…

舞茸リゾット

リゾット用の高級お米というのがありますね。 日本でも幾種類か栽培されたりしているそうですが、けっこうお高い。 ある日、ふと思いました。発芽玄米って、ちょっと似てるって。 案の定、作ってみるといけます。発芽玄米のプチプチした食感と濃厚なソースが…

五月の表紙

山々の緑の美しい季節です。 新茶もでまわりはじめました。 と、言うわけで、今月はお茶あれこれ。 お茶漬けと急須お湯のみなどなど。

サンザシの花が咲きました

西洋サンザシです。 サンザシの花といえばプルーストがその著書のなかで、何度も楽しげに描写していたのが思い出されます。高校のころにはじめて読んで、それ以来どんなに素敵な花かしらと憧れていたんですが、けっこう普通にある花なんですね。華やかなバラ…

山芍薬

わが狭庭の白い花の季節のエトワール、山芍薬が咲きました。 白玉のような莟のときもかわいいけど、おずおずと壊れそうな冷たい花弁を広げる様が痛々しいくらいです。 「咲く」は「割く」に通じると言うことが、よくわかります。本当に、身を割くかんじで咲…

さざなみの滋賀の都はあれにしを

さざなみの滋賀の都は荒れにしをむかしながらの山桜かな 平忠度 しずかな雨の日。琵琶湖の畔の桜を見いに行ってきました。 お天気のせいでしょうか、人は少なく、桜は満開で、美女の泣き顔のごとく、しめやかなお花見でした。 花の余白のように琵琶湖は霞ん…

四月の表紙

桜の季節。 列島が魔法にかかる一ヶ月ですね。 木の芽の色の山並みの遠近に山桜が白々と灯っているのが見えます。 町の中でも思いがけない露地でさくらにであいます。 夢のような季節ですね。 食卓も桜模様です。

四月の俳画

絵付け室の窓の前。 辛夷が満開です。雨が降っているのに、次々開かずに入られない辛夷の命。 冬の間、しっかりと抱かれていた莟の、かたい覆いを破って、引き裂かれるように 咲きこぼれる純白の花。 傷みやすい花。 命は美しいけれどどこかむごい。 やすや…

珍客あり

春らしい陽気にベランダに出てみたら、 おお!これはおめずらしい!狸さんですか! 植木鉢の中でお昼寝していました。 其処は、いつもはお隣の家の猫のタローちゃんの場所なんですけど。 今日は狸さんがお留守番ですか。 やせてますね。でもタローちゃんの餌…

また春は来ぬ

漸くわが庭にも春が訪れてきました。 春蘭がさきました。 そして去年の春蘭の塩漬けをいただきました。京都の老舗こうせん屋さんのような鮮やかな色はありませんが香りは高いような気がします。 ひんやり高貴な蘭の香り。 庭の春蘭を切っていけたのは、黒陶…

紫色の一輪草

今年も我が家の小さな庭に 一輪草が咲きました。なぜか紫色。種が飛んだのでしょうか、すこし離れた場所にも紫色の花がが点点とみえます。 いかにも毒草らしい妖美な佇まいです。 純白の一輪草もそれは勿論きれいですけど、紫色はいっしゅ独特のあじわいです…

イカナゴ釘煮

神戸から届いた春の先ぶれ、イカナゴの釘煮です。 明石の海を泳いでいたイカナゴさんたち。 このあたり(北陸)では小女子と言い習わしてますけど。同じものなのでしょう? 小女子より繊細に見えます。 食べてみると、仄かに生姜の味がしてとっても美味しい…

三月の俳画

三月とは言うものの今日は冬みたいに寒い日です。 どうも紺の変化についていけなくて仕事が進みません。 俳画を書きました。句は さかづきの底の明るさ木の芽雨 おるか 絵は桃の木に目白二羽ですが、…ただ描いたと言うだけのつまらない絵ですね。 ちょっと前…

今月の表紙 散らし寿司他

三月と言ってもまだ寒い北陸。 今日も冷え込んでいます。 それでも山菜の散らし寿司とやら、いろいろ。 ちょっと雛祭っぽく、ハマグリのお汁など。 早く本当に暖かになって欲しい。

一輪草がさきました。それとティー・カップ

川辺の一輪草がさきはじめました。年毎の春の先がけの花です。 莟を一茎きってテーブルに活けて置いたら静かに開き始めました。 ティー・カップが焼きあがりました。先年急逝された方のための特注です。 ご自身の一周忌のために「くちなしの花が良いわ」とご…

蕗の薹が顔を出しました

今日はずいぶん明るい日です。 毎年どこより早く咲く川辺の一輪草が莟をもたげました。ああ春だ そして日当たりの良いところに蕗の薹。 お隣からいただいたいたんですけどね。うれしい。 今月の句会にあった句 小川のごと水あふれさせ蕗あらう とびおさん あ…

一月、二月の連句

「芭蕉の館」での連句会二か月分です。先月は風邪でダウンしていました。 さて、先月は芭蕉が奥の細道の旅で訪れた山中温泉の道明が淵の名勝認定を言祝いで一句ということで、 吹けば飛ぶ木橋道名が淵つなぐ 上出 をいただきました。つづいて夏の短句 夕立あ…

もしもし、かもしか

裏山でカモシカ発見! おとなしそうです。 じーっとこちらを見て、やがてのんびり地面に座りました。 日向ぼっこ体勢にはいったようです。 お隣のおばーちゃんやお父さんもでていらして、「元気がないようだ」「やせている」 などなどお話になっています。「…

二月の俳画

今月の俳画 二月はすぐ去ってしまうので、遅れないようにあせって描きました。 卓布這ふ樹影さあをき二月かな おるか なんだか、絵も句も以前に似たようなものを描いたような気がする。

節分蕎麦

スーパーにいったら、売ってたんです。 節分蕎麦。 お豆がついていました。節分にお蕎麦を食べる風習なんて、ありましたっけ? と、考えながらも買ってしまいました。お蕎麦好きですもん。 恵方巻はもぐもぐ食べる気がしないけど,御蕎麦ならいつでもOK.

ピザを焼く

先日、陶芸家中村久一さんのお宅を御うかがいしました。 楽焼用の窯でピザを焼いてくださいました。 ピザを窯に入れる道具、ピザ・ピールっていうんですか?それもお手製だそうです。 中村さんの奥様は、私の俳句友達ですが、とってもお料理上手でいらっしゃ…

須田菁華窯

晴れ間が見えたので、山城温泉まで、出掛けました。といっても、温泉に入ったわけではなくて「うつわ蔵」さんにあたらしい飯碗を届け、その後、師匠、須田菁華さんを、ちょっとのぞいてきました。 相変わらず、落ち着いた佇まいです。その上なんだかますます…

今月の俳画

寒い寒いといっているうちに今年も、はや15日が過ぎてしまいました。 俳画を描きました。 市内、動橋町の加賀棒茶ギャラリー実生さんに持ってゆきます。 なんだか去年もこんな風な絵を描いたような気がして不安です。 句は、あいかわらず拙速を尊んでしま…

羊年のお皿

干支のデザインという企画を九谷焼美術館の茶房・ギャラリーでしています。 そこにこのお皿を出しました。 中央の卦が「兌」といって、動物なら羊をあらわすのだそうです。易経はおもしろいですね。 と、いっても物をのせてしまうとかくれてしまいますけど。…

年賀状

年賀状、 今年はなぜか描き損じがなくてみんな出しちゃうことになりますので、その前に写真をとりました。 羊の年ってかなり良い年なのだそうですね。 葉書の周りで、のんびりしている羊さんたち。干支の箸置きシリーズです。 色絵の角の羊は4セットしか作…

あけましておめでとうございます

新しい年が始まりました。 良い一年でありますようにと祈らずにいられません。 元旦の、兄の家での朝食御節です。朝っぱらからイタリアワインをガンガン空けてます。 お皿ヶ使い込んであってうれしかったです。 関東の冬の木漏れ日がテーブルに美しい。