西洋サンザシです。
サンザシの花といえばプルーストがその著書のなかで、何度も楽しげに描写していたのが思い出されます。高校のころにはじめて読んで、それ以来どんなに素敵な花かしらと憧れていたんですが、けっこう普通にある花なんですね。華やかなバラ科の眷属の中では、むしろ地味な、よくいえば野趣のある、一族ですね。
ベランダの鉢植えでは窮屈らしく、いじけてしまっていますが、地面に植えたほうは全然花がつかなくて、。
どうも、雪の多い北陸ではプルーストの言うごとく、「噴水の泡のように盛り上がる」ように咲くのは望めないのかな。それとも、ただ私の放任主義がいけないのかな、だったらごめんね、サンザシ。
失われた時の山査子咲きにけり おるか
そうそうプルーストのさんざしは白い花の表現が素敵ですよね。白くて一重でもう少し大き目の品種探してます。