やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2023-01-01から1年間の記事一覧

気持ちの晴れない日は

ごふ なんとなく気持ちの晴れない日には、花を買います。 普段は、家の周りの植物を活けているので、山野草ですから地味なんですが、ここぞとばかり華やかな色をえらびます。 これは、誰でもしますよね。石川啄木にも、こんな一首があります。 友がみなわれ…

猫の本あれこれ

猫の日だそうですね。 と、いうわけで、猫の本。うう、猫と本、私の大好きなもの達! 猫の本と言えばポールギャリコの「猫語の教科書」「猫語のノート」など古典でしょうね。そしてトルコ生まれのドイツ語作家アキフ・ピリンチの「猫たちの聖夜」「猫たちの…

猫お雛様

早春の季語に「猫の恋」が あります。 この頃はあまり聞きませんが、その昔は萩原朔太郎の「青猫」のように「ア・オー!」と絶叫していたものでした。 春を待つ猫のお雛さま達。光の加減で顔が怖いですが、猫の姿かたちというのは、どんなことをしていても可…

自家用ランチ

何が自家用かと、いいますと、器です。つまり売り物にならなかったものが自家用になっているわけで、「ああ、こんなところに窯切れが、」とか「色落ちしてしまった」とか、そういうもの達です。そういう器で食べる雨の日のランチは、ひとしお寒さが身に沁み…

残雪ランチ

ヴァレンタインデーとはいうものの、朝方は雪でした。寒いので、チョコも買わず、一人のカレーランチです。カレーは便利です。大雪で、買い物もできなかった時期は、有り合わせのものをカレーにして生き延びました。大根と白菜のカレーとか、。 手前の大皿は…

俳画日だまりの

昨日までとは変わって、寒い日になりました。 ソファの上でぐっすりお休みの猫さん。句は、滲んでしまって読みにくいけど。 日だまりのにほひの寝息花ミモザ おるか 2023年のミモザの日は3月8日だそうで、一ヶ月早めになりましたが、花屋さんではそろ…

絵付けを待つ白磁

まだまだ寒いけれど家の奥まで届く光に木のテーブルが温まっています。二月の光は、なんというか、直截?ストレートフォワード?まっすぐな、というと光なんだから当たり前だし。まぁ、率直、な印象です。 そんな二月の光の中、白磁の白が、ことのほか際立っ…

小鳥の帰還

翼が折れてしまったクロヌマタカトシの木彫の小鳥。氏の作品は独特の哀愁があって好きなのです。金継ぎ工房八木さんに修理をお願いしてありましたが、ようやく帰還してくれました。 金の筋が入ると何となく違和感があるということで、ただ継いでもらいました…

節分の前に

芙蓉手大鉢 節分を前に、丸八製茶場のギャラリー実生での器展の展示替えをしてきました。 一月は新春気分の赤絵を並べていましたが、「春よ来い」という気分で桜の文様など染付中心の、展示にしてみました。 芙蓉手の大鉢は巨大です。根津美術館で見た芙蓉手…

読み初めというのも、なんですが、

話題としては遅きに失してますが。、今も読んでるので。 まず古井由吉の「神秘の人々」。以前図書館で読んで印象に残っていたので買いました。読み始めたのはクリスマスのころですが、年末年始は忙しかったので、雪に閉じ込められている間にまたページを開き…

結晶世界

冷え込んでいます。給湯の方の水道管が凍って、診てもらいましたが、あちらでもこちらでも、水道管凍結のヘルプがあって、大変だとはなしていらっしゃいました。一日お湯が出ないだけで、気がめいりましたが、ウクライナの方々は、どんなに大変なことか。一…

新年の展示会

加賀市動橋の丸八製茶場ギャラリーで展示会をしております。瀟洒なギャラリーに冬の日差しが明るい。猫の俳画なども展示していただいておりました。我ながら、俳画もたくさん描いたものです。 手前の四方小皿はお正月遊びの唐子たち。 「遊びをせむとや生ま…

クリスマスローズが咲きました。

異様に暖かく、春一番みたいな風の吹く、不気味な日でした。13日の金曜日。 クリスマスローズが咲き始めました。大きな紅葉の下の日当たりの悪い、石ころだらけのどう考えても条件の良いとは言えない場所で花を掲げてくれる。植物って、すごい。 他にも、ス…

今月の俳画

今年も俳画、猫さまと季節のなにか、を描くことにしました。 ギャラリーの皆様が「癒される」と言ってくださるので、嬉しくなって「仰せのままに!」いうわけです。褒められるとすぐその気になる御しやすい性格なんです。 句は ものの芽のきき耳たててならび…

うさぎうさぎ

うさぎです 今年の干支箸置きは色絵です。手前の弓なりになってる兎さんたちは、京都は宇治の料亭八百忠さんに行ってしまうので残りは十五匹、おっと十五羽ですね。 今、個展中の、加賀市動橋町「加賀棒茶製茶場ギャラリーに五羽、九谷焼美術館に五羽、残り…

クリスマスローズの莟発見!

雪を溶かして、クリスマスローズの蕾 雑木の間に顔を向けて。 人の通り道には、背を向ける格好になるのだけれど、 無理もない。 人の賞賛より、太陽の方が温かいに決まってる。 今朝は、蕾の上にまた、雪が降っている。 ものの芽に降る沈黙の濡れて来し おる…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます! 寒風に頬を染めて立つうさぎさん。 ことしこそ、今年こそ平和を! うつわ歳時記,旧版は2000年に手作りしたもので、更新が難しくなりました。 新版「うつわ歳時記」 うつわ歳時記|曽宇窯 | 石川県加賀市の曽宇窯。染…