やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

俳画

四月の俳画 新じゃが

新じゃが 新じゃがって芽を出す力が強いんですってね。使い残した小さなジャガイモ、見事に芽を出していました。台所の片隅で、密かにたぎらせるものがあったご様子です。 句は おほ寺の庫裡に音なくくれかぬる おるか 絵を描いてから考えるものですから、い…

俳画を届けに、

加賀市動橋の加賀棒茶製茶場のカフェ実生まで、俳画を届けに出かけました。きれいな室礼のまえでお茶。美味しい上生菓子にお正月の大福茶、このあと「お時間が御座いましたら」ともう一煎いただいて、お値段の話もなんですが、これで五百円って破格のお安さ…

俳画 枯れ菊

写真見にくくてすみません。 青磁の鶴頸花活けに枯れ菊。 菊は少し萎れてきたくらいが好き。野菊の淡い紫も、枯れるにつれてやや色を深くして、金茶色に枯れきった花びらと二色になるのも、きれい。句は 鳥渡る命毛ばかり残る筆 おるか 第一句集」「夏の庭」…

十月の俳画 杜鵑草

杜鵑草はさまざまな品種がありますが、なかでも山路のホトトギスは可憐な印象で好ましいものです。 我が家の庭の山路のホトトギスは栄養状態が悪いせいか、ひとしお細く、ランタンのような蕾も小さくてかわいく、咲くのを楽しみにしていたんです。それなのに…

八月の俳画

金魚とは 俳画では、絵と俳句が、かぶるのは面白くないものです。 金魚の絵に、金魚の句では愚の骨頂、野暮の極み、とわかってはいるんですけど。 やっちゃいました。句は 死ぬるまで人に見られて金魚とは おるか(句集青花帖) 金魚という怪物。 金魚が好き…

七月の俳画 巨大雨蛙

七月の俳画 いやはや、はじめに雨蛙を描いちゃって、その後で蓮の葉を足したのですけど、どう見ても雨蛙が巨大すぎですよね。 雨蛙の明るい緑に金色アイシャドウの瞳は、好きなんですけど、こんな蓮の蕾の大きさのがいたら、さすがにコワイでしょうね。 ハハ…

今月の俳画

牡丹に蝶の絵 古九谷の大皿には、さまざまな牡丹が描かれています。いかにも古九谷らしい豪華な色絵が多い。 今月の表紙のところでも書きましたが、牡丹に蝶の文様は吉祥の含みがあるのですね。 そういうわけで牡丹を描こうと思うと、仕事柄つい、あの皿この…

椿とつきあう

つらつら椿 藪椿が満開になりました。 木偏に春と書く椿。藪椿は日本の固有種なんですってね。中国では海柘榴と日本海を越えてきた来歴が名前になっています。 藪椿怒る女に触れ開く おるか 椿の如く赤い怒り! 縄文時代から椿は日本人の暮らしにしっかり使…

二月の俳画 蕗の薹 本当は、俳句と絵が同じ題材なのは避けたいところなんですけど、つい、やってしまいました。 句は ふきのたう切れば雌花でありしかな 蕗の薹は雄花雌花があります。まな板の上でふっくらした薹を切ってみれば、女の子だった。ちょっとかわ…

俳画 実南天 庭の南天にヒヨドリが来ている。騒々しく枝葉を揺らしながら、実をつつく。鳴き喚き、葉を散らし、思いっきり傍若無人だ。 南天の実はとっくに赤かったのに、今頃になってやってくるのは、他に食べ物がなくなったのだろうか。 美味しいものがあ…