早春の季語に「猫の恋」が あります。
この頃はあまり聞きませんが、その昔は萩原朔太郎の「青猫」のように「ア・オー!」と絶叫していたものでした。
春を待つ猫のお雛さま達。光の加減で顔が怖いですが、猫の姿かたちというのは、どんなことをしていても可愛いようにできていますね。
枕草子に「小さきものは、みな うつくし」とありますが、その気持ちわかります。
この猫お雛さま達は、それぞれの役割をそこそこ真面目に努めていますが、
次に作るときは、もっと猫らしく気ままに好き放題やってるお雛様にしてみよう。
お雛様とはもともとは身の汚れを負わせて水に流すもの。猫さんなら。舐めてきれいにしてくれそうです。
草の葉の雛なら流しやすからむ
これは
鉛筆の遺書なら忘れやすからむ 林田紀音夫
のパクリです。紀音夫の句は一度読んだら忘れられませんね。