やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

朴落葉

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やっと晴れ間が見えたかと思ったら。またすぐ翳ってゆく北陸の日。

ベランダにいつの間にか朴落葉が堆い。

もう秋なんだな。

   碧落や影に遅れて朴落葉    おるか



「碧落」はあおぞらのことです。

石川啄木


不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心


といういかにも少年ぽい一首がありますね。
私は高く晴れた空を眺めていると空に落ちるようなきがするものですから「碧落」の落の字に惹かれてしまいます。
空に吸われるのはさすがに詩人ですね。落ちるのは、やっぱりマイナーだな。


写真の染付のお皿は37センチある大皿なんですが激しくゆがんでいるので、ベランダに放置しています。

お隣の猫のタローちゃんの水飲み場になっております。