毎月,俳画とその季節の器などを飾っていただいている、丸八製茶場のカフェ実生に、今月もお届けに行ってまいりました。
それなのに、俳画の写真撮るのを忘れちゃったんですけどね。
俳句は
冬の日のキルトに綴る昔かな おるか
わりに素直な句のつもり(?)
昔、祖父母のこたつ掛けにしていたアメリカ製のキルト。全面、幅が2,3センチで長さも4センチかそこらくらいの一枚一枚違う、ほんとに小さな様々な端切れがていねいにつづられていました。
現代のキルト作品のように、模様などが表現されているわけではありません。
ただ、ひたすら小さな端切れのひとひらひとひらをいとしんで綴り合せた、おばあちゃまの手仕事という雰囲気のものでした。
小さな布地のプリントの黄色い花模様などが、いかにも古き良きアメリカっぽくてそれは可愛いかったんです。
それが私のキルトの原風景なので、今の新しい布地をわざわざ裁断して作るようなキルト作品に、何となく違和感を持ってしまうんですよね。古い人間なんですね。
さて写真は「実生」の期間限定駿河内匠の一番摘み茶と柚子風味の蒸し饅頭です。
曾宇窯の器は右奥の細い藍の線が一筋入った杯だけ。
お茶もあったかい蒸し饅頭も美味しかったです。